「水道水の塩素は毒」水研究の大御所・久保田昌治博士が“水タブー”を完全激白! 民営化の害、がん、陰謀…(インタビュー)

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■長期にわたる塩素摂取の恐怖

――では、本来恐ろしい毒ガスである塩素を、ただちに健康に影響を及ぼすレベルではないとはいえ長年体内に取り込み続けると、何らかの悪影響はあるのでしょうか? 具体的な事例はありますか?

久保田  1974年にアメリカで、水道水の飲用者と地下水の飲用者のがん発症・死亡率の比較結果が報告され、水道水飲用者のがん発症率のほうが“はるかに高い”ことが分かっています。さらなる分析調査の結果、水道水に含まれるトリハロメタンをはじめとする有機塩素化合物が原因という結論に至ったのですが、この事実が日本の大手紙やNHKで報道されたのは10年近く経過してからのことでした。

 水は、地下水にしろ河川水にしろ、地上や地中を通ってくる関係で必ず有機物を含んでいます。このような水を水道水の原水として消毒用の塩素を入れると、塩素と有機物が反応してトリハロメタンなどの有機塩素化合物を生成してしまう。これらは低濃度でも毒性が強く、しかも発がん性が指摘されている物質です。そのようなものを口にしているのですから、がんが増えないことの方がおかしいですよ。近年、アメリカではがん患者が減少している一方、日本では増加するばかりですが、このような話の背後に何があるのか、よく考えなければいけません。

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――米国では水道水の害について活発に議論が行われていて、たとえばシャワーなどでも塩素を除去する特別なシャワーヘッドを使ったり、真剣に受け止めている人は多いようですね。

久保田  子宮頸がんの患者が増えている原因が、トイレで使うウォシュレット(の水)にあるのではないかという声も上がっているほどです。今では風呂のお湯を全部脱塩素化するような浄水器もありますが、こういうものが日本で普及しないのは、やはり塩素の害がタブー視され、ほとんど議論さえ行われていない状況だからでしょうね。

■浄水器の価値、そして“理想の水”とは?

――やはり、塩素や有機塩素化合物を水道水から取り除くことは大切で、現時点における防衛策は、やはり浄水器ということになるのですね? 家庭で塩素を完全に、またはある程度でも取り去ることはできるのでしょうか?

久保田  現状ではその通り、浄水器が有効です。蛇口取り付け式の簡易型でも9割は取れますが、このようなタイプは数カ月ごとに(フィルターを)交換する必要があります。据置型の浄水器なら塩素はもちろんのこと有機塩素化合物のトリハロメタン等も除去できます。そして、据置型の方がトータルコストでは安いのです。当社でも扱っていますが、据え置き型でも4~5万円で良いものがあります。ですから、浄水器を通して水道水を利用するのが常識の時代だということを、ずっと申し上げてきているんです。塩素というのは、水道水に含まれる程度の量を口にしてもそれほど味はわかりませんから、皆さんあまり気にしないようですが、毒ガスだという意識が欠落しているんですね。

――筆者の自宅では、かなり以前から水道水は怖くて飲めないということで、ミネラルウォーターや「釈迦の霊泉」を飲むようにしているのですが、ミネラルウォーターにも問題があるのでしょうか?

久保田  日本の水道水基準には51項目あるのですが、これでミネラルウォーターを分析したらどういう結果になるか、本当に大丈夫なのかという疑問をかなり抱いています。水道水基準は、わかりやすくいえば「毎日大量に飲用し続けても大丈夫」という前提で定められているもの。これに対してミネラルウォーターは、常用しないことを想定して水質基準が定められていると推測されます。

――とはいえ、ミネラルウォーターでは塩素は問題ないですよね?

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久保田昌治氏(撮影=編集部)

久保田  たしかに塩素の問題はないはずです。しかし、ミネラルウォーターの問題点は「有機塩素化合物が含まれていない」という保証が“ない”ことです。ミネラルウォーターの実情を知っているので、怖いです。現在の水道水基準を満たしているレベルのものはどのくらいあるか? 結局、水道水基準が全ての水の基準になっていて、工場の排水基準も環境基準も、水道水基準をベースに決められています。

――それでは、浄水器を通して水道水を飲んだ方が、ある意味で安全だということですか?

久保田 そう思います。水道水の場合は、少なくとも原水が分かりますから。しかし、私もミネラルウォーター会社との付き合いもありますので、難しいところですが…(笑)。

 いずれにしても理想は、当然ながら水道水の消毒を塩素法からオゾン法に変えることでしょう。それによって水道水は今よりも美味しくなり、かつはるかに安全になるのです。何度も警告しますが、オゾン処理した水に含まれる有機物は微生物がよろこんで食べてくれます。しかし、塩素処理した水に含まれる有機物は食べません。食べると、殺られてしまうからです。

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