またもや「奴隷契約」の犠牲者か……21歳のロシア人モデルが上海で過労死寸前に

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【日刊サイゾーより】

 2017年10月、中国・上海の病院で14歳のロシア人少女、ヴラダ・ジュバさんが亡くなった。ヴラダさんは上海でモデルとして働いていたのだが、働き詰めで医療保険にも入っていなかったため、体調不良を訴えるも病院へ行くことができず、過労によって引き起こされた細菌性髄膜炎で亡くなってしまったのだった。

 この事件については「14歳の美少女ロシア人モデルが過労死……中国ファッション業界の“地獄絵図”」でお伝えしている。

 あれから1年半、またも上海で同じような出来事が起こったと、イギリスのタブロイド紙「デイリー・メール」が伝えている。

 それによると、21歳のロシア人モデル、アリサ・ミトローヴァさんは7カ月の契約でモデルとして上海に滞在していたが、ある日、突然倒れて意識を失った。そのとき一緒にいたブラジル人のボーイフレンドが彼女を病院へ運び込んだところ、医師の当初の診断は、単なる水ぼうそうだった。

 しかし、なかなか意識が戻らず、わずかの時間意識が戻った際にも、鏡に映った自分のことも、ボーイフレンドのこともわからなかったため精密検査を行った結果、ヴラダさんの死因と同じ、細菌性髄膜炎を患っていることが判明した。

 アリサさんも医療保険に入っていなかったため、莫大な医療費がのしかかってきた。アリサさんが運び込まれた病院は外国人患者も受け入れる大きな病院で、入院費が一晩で日本円にして250万円もするようなところだったと報じられている。

 ロシアにいるアリサさんの家族は高額医療費を負担することができなかったため、アリサさんは上海市中心部から2時間も離れた別の病院に移され、現在も闘病を続けている。

 ロシアやウクライナでは、貧しい家庭出身の若い女性が中国でモデルとなり、まるで奴隷契約のような安い給料で働かされている現状に対し、以前から警鐘が鳴らされているが、ヴラダさんが亡くなって1年半たった今でも、状況は改善されていないようだ。

 アリサさんを中国に送り出したロシア側のモデルエージェンシーは、マスコミからの問い合わせに対して口を閉ざしている。

(文=佐久間賢三)

編集部

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