戦争や震災ドラマが子供に悪影響を与える!? いよいよ意味不明になってきた報道規制の現状を業界人が暴露!

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 テレビの世界の平成という時代を振り返るとき、規制が強化された時代と表現する業界関係者は多い。その流れは令和の時代にも引き継がれる予感があるが、最新の規制事情を聴くと驚愕の実情が明らかになった。

「タバコやアルコール、薬物などを使用するシーンはたとえヤクザ映画や暴力映画でも規制が入っています。そのため、表現手法は次々に削られている状況ですが、ついには戦争もNGになりつつあるんです」(在京テレビ局ドラマ部門スタッフ)

 戦争がNGとはどういうことだろうか。

「映画やドラマのひとつのジャンルとして戦争ものってありますよね。これが丸々、今後は作れなくなる可能性が出てきているんです」(同)

 信じがたい話だが、なぜそんなことになっているのか。

「無論、発端は苦情です。戦争は悪いことであり、それを子供に見せるのは悪影響だというクレームが来るんです。また、人が死ぬシーンを見せるのも恐怖心を与えるということで、戦争を題材にした映画はまだしもドラマに関してはかなり企画が通りにくくなっています」(同)

 たしかに戦争は良くないことだ。しかし、終戦記念日などの前後には教訓として受け継ぐ意味でも重要な戦争ドラマがあるはずだ。

「テレビ局としても戦争を賛美するようなドラマを作っているわけではなく、この日本がかつて誤った道を歩んだ日を知るための作品として届けているつもりです。しかし、戦争を日本がおこなったことを子供に知らせるのは悪影響だから戦争ドラマを作るなという意見が親御さんなどから届くんです。学校の教科書に載っているのに、おかしな話だとおもいませんか」(同)

 これはおかしな話だ。

 さらに、もうひとつNGになりつつあるテーマがあるらしい。

「ズバリ、震災関連の再現ドラマです。東日本大震災や阪神淡路大震災などをテーマに毎年いくつかのドラマやドキュメンタリーが作られていますが、こうした内容を子供が怖がるということで放送しないでくれと言われています。無論、津波の映像はトラウマになっている人も多いために注釈テロップを入れるなどして放送していますが、教訓として残すべき逸話も多いため、ドラマは重要です。さらに、この震災関連のドラマも『子供に悪影響』と言ってくる団体などがあるんです。恐怖という理由はまだしも悪影響と言われてしまうと、もはや意味不明ですよ」(同)

 本当に意味不明だ。過去の実際の出来事から現代を生きる人間が学ぶべきこと、忘れてはいけないことがたくさんあり、それを伝えてくれるドラマも多いはずだ。恐怖心があるからクレームが来るのはまだしも、悪影響とはどういうつもりなのだろうか。このような苦情をテレビ局に入れる親御さんや市民団体の当事者に話を聞いてみたい。

文=吉沢ひかる、文=編集部

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