パリ人肉事件の佐川一政と「AV共演」で“喰われた“女優・里見瑤子が激白! 彼の口から聞いた“カニバリズム”の真相――映画『カニバ』特別インタビュー

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 各国の映画祭で途中退場者続出! 日本の全配給会社が買付けを拒否した問題作が、トカナ編集部の配給で7月12日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショーされる。その映画の名は、カニバ/パリ人肉事件38年目の真実(ヴェネラ・パラヴェル、ルーシァン・キャステーヌ=テイラー監督)。タイトルを聞いて、「あのおぞましい事件の話か……」と眉を顰めた方も多いだろう。1981年、フランス・パリで日本人留学生の佐川一政がオランダ人女性を射殺し、遺体を食してしまった猟奇事件の真相に迫る禁断のヒューマン・ドキュメンタリーだ。

 第74回ヴェネチア国際映画祭でオリゾンティ部門審査員特別賞を受賞した本作は、2013年に脳梗塞で倒れて以来、実弟の介護を受けつつ年金暮らしをしている佐川に、外国人の撮影クルーが2015年6月より約1カ月間密着。幼い頃に撮られた8ミリのホームムービー、事件後に佐川が描いた漫画、出演したAVなどを盛り込みながら、彼に幼少期や事件の詳細などを振り返らせ、闇を抱え続ける彼とそれを支える弟の奇妙な“今”をむき出しにしていく。

 かつて佐川とAVで共演し、本作にもメイド服姿で出演している女優の里見瑤子と、主役を食うほどの特異な性癖を作中でカミングアウトした佐川の実弟・佐川純が、トカナの独占インタビューに応じた。

 まずは、里見瑤子編からお届けしよう。前編は、佐川一政との「AV共演」について生々しい話を語ってもらったが、今回はいよいよ映画『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』に関する話となる。

里見瑤子。女優。数多くのピンク映画、AV、オリジナルビデオ、舞台などに出演。1998年、『実録SEX犯罪ファイル』(高槻彰監督)で佐川一政と共演。今年はドキュメンタリー映画への出演が相次ぐ。新宿で40年以上新聞配達をしている男性を追った『新宿タイガー』(佐藤慶紀監督)に続き、『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』が間もなく公開。撮影/河西遼



――『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』で佐川さんと再共演することになった経緯を教えてください。

里見瑤子(以下、里見) まず外国人の監督2人が、佐川さんのドキュメンタリー映画を撮りたいということで来日して。ご本人に「何かやりたいことはあるか?」ということを撮影中に聞いたらしいんです。そしたら佐川さんが「里見さんに会いたい」とおっしゃったらしく、人づてに連絡があって、とりあえず一度会おうということになりました。

 

――前回の共演以来の再会ですよね?

撮影:河西遼

里見 いや、前回の作品の中で監督から、「事件のことを知ったあとでも、キミは本当に佐川さんと映画に行けるの?」と聞かれ、私は「行けます」と答えて、実際に何度か佐川さんと一緒に映画を見に行ったり、お食事をご馳走になったりしていたんです。でもそのうち疎遠になってしまったので、久しぶりにお会いしてもいいかな、という感じでした。

――前回とは異なり、今回は佐川さんのことをよく知った状態で舞い込んだオファーですよね。受けるか否か、迷いはなかったですか?

里見 映画の出演オファー、って感じじゃなかったんですよ。「会いたい」と言われただけだし、台本があるわけでもないし。たまたまではありますけど、約20年前に出会ったことで、佐川さんとの縁ができた。でも、いつの間にか会わなくなっちゃっていた。自分の中でまだ答えは出ていないんですけど、あの縁はなんだったんだろう、あの事件はなんだったんだろうと、ずっと引っかかってはいたんですね。そんな折、佐川さんが「また会いたい」と言ってくれているので、会ってもいいかな、という感じでした。

映画『カニバ』より。(C)Norte Productions, S.E.L

――久しぶりに再会したときの、佐川さんの第一印象は?

里見 車椅子でしたし、弟さんがつきっきりで生活されているのを見て、お身体大変そうだな、と思いました。ただ、顔立ちとかは全然変わっていないな、とも思いました。

 

――里見さんと再会したときの、佐川さんの反応は?

里見 わかりやすい反応はないんですよね。会話をしても、ボソボソと喋るだけですし、表情も大きくは動かない。あとで監督たちから「里見さんが来たことによって佐川さんは本当に嬉しそうな顔をしていたよ」と聞かされましたが、表情がほとんど動かないので、私からはそんなにわかりませんでした。

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