異常性欲オナニー、賢者タイム、絶倫…意外と知らない“性欲とホルモン”の真実! 天才・亜留間次郎が徹底解説!

【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】

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画像は「Getty Images」より引用


■性欲ホルモン

 人間の男性には性欲を抑制するプロラクチンというホルモンがあります。

 重度の鬱病患者に処方されるエビリファイには、副作用の一つとして、異常性欲を起こしオナニーが止められなくなったり性的倒錯の発症例が報告されています。このため2016年にアメリカ食品医薬品局(FDA)は、衝動制御における副作用についての警告を追加していますが、日本では追加されていません。

 他にも色々なリスクが指摘されていて、暴飲暴食・浪費・異常性欲・ギャンブル依存・他人への加害行為などに及ぶ可能性があります。普通の鬱病の薬ではダメな患者に処方される強い薬なので、どうしても強い副作用があり、性欲意外にもいろいろとヤバイ物が暴走してしまうので慎重に投与しないと危険です。もちろん薬局では買えない医師の処方が必要な薬であり、劇薬指定されています。

 実はエビリファイの作用機序は不明で、どうして効くのかよくわかっていません。

 異常性欲が起こる理由もやはり不明なのですが、原因は薬剤性低プロラクチン血症との説があります。アメリカでの調査では、服用者の44%が低プロラクチン血症と診断されています。日本で流通している薬の添付文書にも、内分泌系の副作用としてプロラクチン低下があげられており、日本国内で行われた臨床試験では10.9%の被験者にプロラクチン低下の副作用が出ています。

 プロラクチンは、女性の妊娠から授乳までの長い期間にわたって重要な役目をするホルモンなので、女性ではかなり詳細に研究されていますが、男性の場合はあまり研究されていません。

 人間のホルモンは面倒な仕組みをしていて、視床下部からプロラクチン放出ホルモン(PRF)が出て、それを受け取った下垂体前葉がプロラクチンを出します。ところが、下垂体前葉が同時にドーパミンを大量に受け取ると、下垂体前葉はプロラクチンを出さないようになっています。

 つまり「ホルモンを出せと命令するホルモン」と「ホルモンを出すなと命令するホルモン」が一緒に出ているので、そのうち多い方が勝ってプロラクチンの放出量が決まります。

 エビリファイにはドーパミン刺激を調節する性質があり、人によっては性欲を抑制するプロラクチンの量が足りなくなっている可能性が指摘されています。衝動制御不能になって暴走するのはホルモン不足が原因なのです。

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