8月7日は「憑依型俳優」になる方法を図式化した天才・スタニスラフスキーが亡くなった日! 演技に実際の感情を呼び起こすために…

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(画像はWikipedia Konstantin Stanislavskiより使用。Public Domain)

 

『「スタニスラフスキー・システム」をあらわした図』

1938年8月7日は、現代の演劇・演技に絶大な影響を及ぼした俳優であり演出家のコンスタンチン・スタニスラフスキーが死亡した日である。

彼が提唱したスタニスラフスキー・システム(Stanislavski System)は、演技者の中に設定を再現することで演技に実際の感情を呼び起こすという手法のもので、一説にはフロイト心理学の影響から編み出されたものと言われている。

この手法はすぐさまアメリカの演出家、リー・ストラスバーグによって徹底的な役作りをする『メソッド演技法』として1940年代後半に確立され、そこで学んだマーロン・ブランド、アル・パチーノ、ダスティン・ホフマンらの映画俳優たちによって、アメリカの大ヒット映画とともに一躍世界的な脚光を浴びることになった。

しかし、その祖といえるのはスタニスラフスキーの理論であり、それは現在から110年ほど前になる1909年頃から取り入れられた手法である。当時、1922年のソヴィエト連邦成立の直前に、その後の西欧エンターテインメントを支配する技術がロシアから後の冷戦の敵国=アメリカに伝わったことは奇跡的ともいえ、また、スタニスラフスキーの自由な発想がいかに人々の心を掴むものであったかの証明といえるだろう。

<トカナ 今日の不幸を記憶するブラックカレンダーより>

編集部

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