8月13日は“エロティシズムと人間の欲望”の到達点…画家・ドラクロワが亡くなった日! エログロの大惨劇を前に…

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『ドラクロワ作「サルダナパールの死」』(1827年)(画像はWikipedia Eugène Delacroixより使用。Public Domain)

 1863年8月13日は19世紀のフランスロマン主義を代表する画家、ウジェーヌ・ドラクロワが死亡した日である。


 鮮やかな色使いと艶めかしい肉体で知られるその作品の中でも、フランスの紙幣にも使用された『民衆を導く自由の女神』がドラクロワの表の顔なら、その裏側、“エロティシズムと人間の欲望”を描いたもうひとつの到達点といえるのがこの『サルダナパールの死』である。


 バイロン作の戯曲『サルダナパール』を元に描かれたというこの絵画作品は、圧政を敷いたことで知られるアッシリア王サルダナパールが、自らに迫る反乱軍を前に、妾と財産を処分しながら死んでゆく様を描いている。

 目の前で繰り広げられる《エログロの大惨劇》を前に惚けきった表情で横たわる王のその心情に、《人間の闇》が滲み出ているように思えてならない作品である。


 この作品は現在、パリのルーブル美術館に所蔵され、世界中の観光客の注視を浴び続けているが、それは、ドラクロワがこの作品を描いた今から200年も前から現在も変わらず、我々が《死》と《欲望》に魅了され続けていることの何よりの証明であろう。

 

<トカナ 今日の不幸を記憶するブラックカレンダーより>

編集部

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