2300年に行った英政府関係者の“新星タイムトラベラー”が暴露「未来はコンピュータが時間を支配」「空中都市が…」

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　24世紀の世界では優れたコンピュータが人々と都市を支配し、時間の操作まで行っている——新たなタイムトラベラーの証言が話題だ。英「Daily Star」が9月17日付で報じた。

・‘Time traveller from 2300’ says future computers manipulate time in bonkers clip (Daily Star)

　西暦2300年の未来へタイムトラベルしたと主張するのは、ジェラルド・ガードナーと名乗る高齢男性だ。彼は人気YouTubeチャンネル「Apex TV」に出演し、自らが体験した驚くべき体験を語っている。

　ガードナーは1977年からイギリスの政府機関で働いており、1988年頃にタイムトラベル実験に関わるようになったという。「我々は他国に先駆けてこの技術を完成させなければなりませんでした」とその意義を語るガードナーは、230万ポンドもの予算をかけた実験の被験者に選ばれ、西暦2300年に送られることとなった。

　タイムマシンは直径約9メートルほどの回転する大きな楕円形をしていて、乗り込むとすぐに意識を失い始め、死んだとさえ思ったという。だが彼が目覚めた時、そこは超高層ビルが立ち並んだ空飛ぶ空中都市であった。そこで彼は、ロサンゼルスはすでに海の底に沈んで久しく、戦争の脅威は宇宙から来ると聞かされた。

　この24世紀では、非常に賢く有能なコンピュータが都市と人々の全てを監視・管理していたという。世界には法律もお金も戦争もなく、一見平和で暮らしやすそうな場所に見えた。

　しかし、コンピュータによる管理社会は、ジョージ・オーウェルのSF小説『1984年』に描かれた世界さながらで、コンピュータの定めたルールに従わなかった者は警告を受け、大きな問題があると判定された人々は収容所に送られていた。社会に復帰できないとみなされた犯罪者は、意識をコンピュータ上にアップロードされ、残りの人生をコンピュータの中で過ごすことになるという。さらにガードナーによれば、このコンピュータは時間を操作することもできたとのことだ。「普通の人間には魔法のようだった」とその驚きを語っている。

　今月17日にYouTubeで公開されたガードナーの動画はすでに2万8千回再生され、1000を超えるコメントが寄せられている。ただその内容はいささか手厳しく、「なぜ変なマスクを被っているのか」「ひどいイギリス訛り」「嘘つきめ」などやや激しい言葉が並んでいる。

　というのも先日、このApex TVで有名になったタイムトラベラー「ノア」を演じたと称する男性2人がYouTubeに動画を投稿し、その中で全て嘘だと話したからだ。Apex TVはこの暴露についてノアが出演する反論動画を投稿し、今後もタイムトラベラーに関する情報を提供していくと述べている。

　タイムトラベルは実在するのか、タイムトラベラーたちの証言は本物なのか、このジャンルを牽引してきたApex TVの信頼性が揺らぐ中、現れた新星ガードナー。彼は今後の動画で24世紀から持ってきた証拠品を見せると話している。

参考：「Daily Star」「The Daily Dot」ほか

TOCANA編集部

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