本当に怖い「超ブラックな出版業界」の全貌! 作家への敬意ゼロ、印税の連絡なし…吉本興業よりヤバい労働環境!!


「吉本興業の芸人が、ギャラの取り分が1割だったなんて話をしてましたが、出版社と執筆者の力関係に似ているかもしれません。私の出した著書は突然、印税率が3%なんてこともありました」(前出ライター)

 ライターは同じ出版社から出した前作の印税が8%だったという。これは、定価千円の本なら80円が入る計算だが、それが突然30円にされてしまったことになる。

「少し前に10%だったのが8%に下がっていたんですが、そのときは編集者に聞いたら『ウチは誰でも一律8%に決まった』と言っていたんです。今回は『リストラで社員を減らし、外部の編集プロ ダクションに外注したので、著者への支払いが削られる』 と言われました。でも、それなら仕事前に言うべきですよね。こっちの意向を聞いたり交渉はなかった」

 別の小説家の話では、「今年3月、新作の原稿を出すことになり、6月に作品を預けたけど連絡がなく、出版社に問い合わせても『担当者が席を外している』と言われてばかりで、9月に入ってようやく返ってきた答えが『担当者が退職した。出版の話は他の者が知らないので応じられない』というものだった」と話している。

 おそらくは出版不況で出版社自身も厳しい経営環境にあるからだと思われるが、それでも礼儀を欠く話ではある。さらに、地方在住の 漫画家女性は最近、「出版社と訴訟になりかけた」と話す。

「私は同業者との交流がなく、相場や常識を知らないまま4年前、 出版社の提示する契約書にサインしたんですが、その内容はかなりひどいもので、報酬は相場の半額以下でした。他社で仕事をしない3年の専属契約になっていたんですが昨年、勝手に自動更新されて いました」

 漫画家は最近、作品がヒットしたことで同業者と知り合い、契約内容がいかに理不尽なものかを知り、弁護士を通じて契約の無効を求める話し合いをしてきたという。

「話が平行線なので訴訟を起こすしかないという状況になって、よ うやく契約の解除に応じてもらったんですが、すでに仕事した分の報酬の支払い期日が『刊行から半年後』なんて内容で、 まだ未払いが残っているままです」

 古い作家に聞いた話では、銀行金利が良かった頃は、あえて支払いを遅らせて出版社が金利分を利益にしていたなんて話もあったらしいが、現在の遅い支払はただの自転車操業が理由だろう。こうした話のどこまでが公取委にとって“アウト”となるか注目されるが、 扱いが低いのは芸人ばかりじゃないようだ。

文=青山智樹/NEWSIDER

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

本当に怖い「超ブラックな出版業界」の全貌! 作家への敬意ゼロ、印税の連絡なし…吉本興業よりヤバい労働環境!!のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで

トカナ TOCANA公式チャンネル