【閲覧注意】犬を散歩中の男に「雷が落ちる」決定的瞬間が超ヤバい！服が吹き飛び、一瞬で全てが変わる… 愛犬は逃走！＝米

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画像は、「YouTube」より

　今月3日、米テキサス州のスプリング地域で犬の散歩をしていた男性、アレックス・コアラスさんが雷に打たれる事故が起きた。その決定的瞬間をとらえた監視カメラの映像がYouTubeで公開されている。

　3匹の犬を連れたアレックスさんがスタエブナー・エアライン・ベタリナリー病院の近くを歩いている。画面真ん中あたりまで来た次の瞬間、彼の体に雷が直撃した。彼はその場に倒れ、犬たちは驚いて走り去ってしまった。すぐさま現場に人々が集まって彼を助けようとする。その後、レスキュー隊も到着して救助活動が行われた。幸いなことにアレックスさんは入院先で回復に向かっており、痛みを感じてはいるものの命に別状はないという。

　現場に駆け付けた人々のうち、スタエブナー・エアライン・ベタリナリー病院の職員、クリスティ・ミットラーさんは「『心肺蘇生法を用いた救助が必要』と思われたことから、（支援を求めて）病院を駆け回りました」と語る。彼女が目にしたのは、服が焼け焦げ、ピクリとも動かず、呼吸もしていないアレックスさんの姿だった。クリスティさんと同僚はアレックスさんに心肺蘇生法を施し、彼の背中を叩いて「大丈夫です。あなたは雷に打たれたんです」と声をかけたという。アレックスさんが連れていた3匹の犬たちは近所の樹木が茂った場所にいて、後に保護された。

　アレックスさんの靴と靴下は足から吹き飛ばされていたという。また、稲妻が直撃した場所のコンクリートには穴が開いていた。落雷の衝撃が強かったことを物語っている。気象学者は、今回の事故が起きた地域で、強い雷を伴う小さな積乱雲が観測されたと報告した。

　米国では先月28日にも、カンザス州インディペンデンスで、トレイルランニングに出場した男性、トーマス・スタンリーさん（33）が雷に打たれて死亡する事故が起きたばかり。彼は50キロのコースを完走する直前、ゴールの手前で落雷に遭った。レースは中断となり、現場では蘇生が試みられたが、彼は帰らぬ人となってしまった。

　こうした落雷事故から身を守りたければ、雷鳴を聞いたり稲光を見たりしたら、まずは作業などを中断して避難するべきである。鉄筋コンクリート建築や自動車などが比較的安全とされるため、こうした場所へ駈け込むとよいだろう。雷の恐ろしさを見くびらず、肝に銘じておくことが大切である。
（文＝標葉実則）

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