動物はみな“妊娠を一時停止”できる!? 人間もできる可能性…注目の「胚休眠」を徹底解説!

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 驚くべきことに多くの哺乳類に妊娠を“一時停止”できる能力が備わっているという。それは“胚休眠”と呼ばれるミステリアスな現象だ。

 

■多くの哺乳類が妊娠を“一時停止”できる

 妊娠から出産までの期間は“十月十日”(10カ月と10日の意味ではない、念のため)とも呼ばれ、人間の場合は40週間前後で出産するケースがほとんどだといわれている。

 妊娠期間を意思の力でコントロールすることなど不可能のように思えるが、実は驚くべきことに、動物の多くは出産する時期を自らが置かれた状況に応じてコントロールしているというから興味深い。多くの哺乳類は、妊娠の進行を“一時停止”できるというのである。

 妊娠を一時停止する現象は「胚休眠(embryonic diapause)」と呼ばれ、一部の哺乳類のメスは条件の良い時期に出産をするために、受精後の胚が子宮壁に着床するのを意図的に遅らすことができるのである。

「Sience Alert」の記事より

 現在、130種以上の哺乳類が妊娠を一時停止できることが確認されている。特にオーストラリア大陸に生息している動物種の3分の1以上は胚休眠ができるとされていて、ポッサムなど一部を除く有袋類のカンガルーとワラビーは胚休眠が可能だ。

 胚休眠期間の最長記録保持者はそのワラビーで、なんと最長で11カ月間、妊娠を一時停止できることが確認されている。

 胚休眠の現象については1850年代から確認されていたのだが、そのメカニズムの解明はなかなか進まず、科学的な研究対象になったのは1950年代に入ってからだという。

 しかし最近になって再び魅力的な研究分野として脚光を浴びることになった。胚休眠の研究は妊娠のメカニズムのみならず、幹細胞やがんの研究にもきわめて役立つ知見になることが見込まれているのである。

コメント

1:匿名 2019年11月24日 22:28 | 返信

神功皇后の孕石は子宮の体温を下げる機能か

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