11月20日はロシアを代表する小説家トルストイが亡くなった日! 82歳で家出→電車内で自らの教義を説きながら死亡…

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(写真はWikipedia Leo Tolstoyより使用。Public Domain)

『1897年のトルストイ』撮影=F.W.Taylor

 1910年11月20日は、19世紀のロシアを代表する小説家、レフ・トルストイが死亡した日である。
『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』等の作品でロシア国内でなく全世界に影響を与えた小説家であり、思想家でもあったトルストイは、由緒正しい貴族家の四男として生まれたが、世界的な名声を獲得した頃には人生の無意味さに悩み、自殺を考えるようになった。


 その苦悩の末に、トルストイは質素な暮らし方にこそ真実を見出し、原始的なキリスト教教義の実践も含めた独自の思想に辿り着き、反貴族、反権力、反政府的な運動「トルストイ運動」を始める。
そして82歳で死を迎えることになる1910年11月20日の前日、長年争いの絶えなかった妻との別れを遂に決意し、真冬の夜中に家をひっそりと抜け出た。


 そして電車に乗ると、その車中で対面する乗客に自らの教義を説き続け、そのままアスターポヴォ駅で死亡したのだった。


 世界的な影響力を持つに至った大作家であっても、最も身近な人物=妻にさえ長年感情を伝えることができず死んでいったトルストイの死は、実に人間らしい最後であったといえるだろう。

 

<トカナ 今日の不幸を記憶するブラックカレンダーより>

編集部

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