枕元に突然現れた女と朝まで激しくセックス！ もらったお土産は… ひなびた温泉場のヤバすぎる経験を激白！

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　あまりに酷い宿であったことで、すっかり虫の居所が悪くなってしまったという大坪さん。しかし、彼が眠っていると、どこからともなく自分を呼ぶ声が聞こえてくる。最初は夢かと思ったという大坪さんであったが、それが夢でも幻でもなく、現実のものであることを知る。というのも、いつの間にか彼の枕元に、妙齢の女性が座っていることに気付いたからだ。

「最初は心臓が止まるかと思いましたよ。なにせ幽霊が出そうなくらいのアバラ屋でしたから。けど、その女がね、なんていうんでしょう、私を誘ってくるんですよ。自分の襟元に私の手を招き入れたりしてね。それでおかしなことだと思って訊ねてみたら、その女、旅館の客相手に体を売っている、と。聞けば大した額でもなかったし、私も若かったものだから、ついつい抱いてしまったんですよ」

　アバラ屋に通されたことでストレスが溜まっていたせいなのか、それまでのうっ憤を晴らすかのように、朝まで激しくその女性との情事を続けたという大坪さん。温泉場を訪れたときとは違い、翌朝、宿を後にした際には、すっかり上機嫌になっていたのだという。だが、問題はその後だった。

「……いやはや、本当にお恥ずかしいお話なんですがね、病気とシラミをもらってしまいまして。今と違って、昔はいい薬もないもんだから、そこからしばらく大変でしたよ。それからというもの、商売女には手を出さないようになりました（苦笑）」

　温泉場ではからずも体験することとなった熱い情事のあとで、思わぬ“お土産”までもらうこととなってしまったという大坪さん。彼は当時を振り返り、ただただ苦笑するばかりだが、その実、類似のケースとして、女性を抱いたものの、その後、強面の男たちが現れ、身ぐるみを剥がされたという体験談などもしばしば耳にするだけに、やはり旅先でのアバンチュールというものは、それ相応のリスクが潜んでいるという認識でいたほうがよいのかもしれない。

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文＝戸叶和男

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