家族を失い、たった1人で生きる10歳少年が発見される!
家族を失い、たった1人で生きる10歳少年が発見される! 壊れた小屋でガス電気なく「一人でやっていける…」苦しい生活!
ベトナムで、たった一人で貧しい生活を送っている少年が話題になっている。すでに家族はなく、一人で畑を耕しながら、粗末な小屋で何とか生活を続けている少年の様子を見かねた教師らがインターネット上で彼の苦境を訴えたのだ。少年には多くの同情と支援が寄せられているというが……。オルタナティブメディア「Oddity Central」(11月29日付)が報じた。
・10-Year-Old Boy Lives by Himself, Farming and Foraging, After Losing Entire Family (Oddity Central)
ベトナム東北部トゥエンクアン省ハムイエンに住むダン・ヴァン・フイエンくんは、わずか10歳という年齢ながら、たった一人で壊れかけた小屋に暮らしている。高床式の小屋は広さこそあるものの、壁はなく屋根も落ちかけており、当然ガスも電気も引かれていない。畑を耕して野菜を作ったり、山に入ってタケノコを取ったりしているものの、食事の多くは近隣の人々の援助で賄っているという。
「Oddity Central」の記事によれば、フイエンくんの父親はずっと出稼ぎに行ったまま帰ってこず、母親は幼いときに亡くなったそうだ。父方の祖母と一緒に父親からのわずかな仕送りを暮らしていたが、祖母も再婚してフイエンくんを置いて家を出て行ってしまった。さらに追い打ちをかけるように、今年11月には父親も事故で亡くなってしまった。それ以来、フイエンくんはたった一人で苦しい生活を続けている。
そんな苦境にあっても、フイエンくんは学校への通学を続けている。中古の自転車で遠方から毎日通学する彼を、教師や同級生たちも非常に心配している。彼の父親が死んだと連絡があったときには、担任の教師が中心になって遺体を埋葬する費用をかき集めたということだ。
当然、教師たちは地元当局にフイエンくんの窮状を訴えたが、祖母や親戚たちも彼を引き取る意思を示さず、近隣住民や教師たちにも彼を引き取る余裕はなかった。残るは養子縁組であるが、これはフイエンくん自身が拒否したそうだ。
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