12月13日はイラク共和国を率いた大統領サダム・フセインが身柄を拘束された日! 米兵に穴から引きずり出され、疑似公開処刑に…

12月13日はイラク共和国を率いた大統領サダム・フセインが身柄を拘束された日! 米兵に穴から引きずり出され、疑似公開処刑に…の画像1
(写真はWikipedia Operation Red Dawnより使用。Public Domain)

『スパイダーホール(隠れ穴)から米兵に引きずり出されるサダム・フセイン元イラク大統領』

 2003年12月13日は、アメリカから“悪の枢軸”と呼ばれたイラク共和国を率いた大統領、サダム・フセインが米軍により身柄を拘束された日である。


 2003年3月20日に「大量破壊兵器を保持している」という、あらぬ嫌疑で開始された「イラク戦争」は、アメリカが“悪の独裁者”と断定した男のショッキングな拘束劇で幕を閉じた。


 身柄拘束後、フセインは穴の中に隠れていたことを否定しており、また、米軍兵士の中にイラク人を発見した際になじったために殴られたとも言われていることから、この写真は米軍発表を裏付けるための“撮影”であった可能性が高い。


 米軍が“世界の敵”と呼んだ男の捕獲が、「礼拝の最中(フセイン談)」では都合が悪かったのだろう。


 ともあれ、この後の2006年12月30日に処刑されるシーンがネット流出したことも含め、サダム・フセインの処刑は、かつてないほど多くの人々の目に触れた“疑似公開処刑”である。


 その処刑の理由はおぼろげにもほどがある酷いものであったが、その結末は、史上稀に見る明確さであった。


 既にフセインの死から10年以上が経過しているが、開戦の理由の稀薄さは誰の記憶からも薄れており、その一方で、イラクの独裁者の殺害シーンは今もって鮮明である。


「歴史は勝者が作るものである」ということを、この1枚の写真はうんざりするほど雄弁に物語っている。

 

<トカナ 今日の不幸を記憶するブラックカレンダーより>

編集部

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