iPS細胞のオワコン化で山中教授は使い捨て!?  政府支援が「突然打ち切り」のワケ

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「研究が進むにつれ、腎臓や肝臓といった複雑な組織はiPS細胞の分化が難しいことが明らかになったんです。さらに、1型糖尿病や多くの遺伝病では、患者本人から作ったiPS細胞でも拒絶反応を引き起こす変異が発生する可能性があることが分かってきた。また、作製の初歩的段階で、人為的な操作を行って分化を可能にしたiPS細胞は、もともと分化能が備わっているES細胞にくらべ、その後の考察やプロセスの研究が難しいというデメリットもあるんです。加えて決定的だったのが、ES細胞研究の前にそびえたっていた生命倫理の壁が取り払われたことです。倫理的な観点からES細胞の利用を規制していた米国の法律が緩和され、世界の潮流もこれに続いています。それ以前に中国では、倫理的に問題があるとされてきたES細胞の臨床試験も盛んに行われてきましたから」

 ちなみにグーグルの論文検索機能「グーグル・スカラー」で、山中伸弥氏がノーベル賞を受賞した後の2013年以降に発表された学術論文を、「induced pluripotent stem cells(iPS細胞)」のキーワードで検索するとヒットするのは7万1400件。一方で、「embryonic stem cells(ES細胞)」のキーワードだと、約13万5000件と倍近い論文がヒットする。これを見ても両研究の盛り上がりの差は明白と言えよう。

 2012年のノーベル賞受賞を機に文化勲章も受章し、さらに文科省からは10年間で約300億円の国費投入を約束されるなど、研究者として破格の処遇を受けてきた山中教授。令和の新元号制定に当たっては「元号に関する懇談会」のメンバーとしても名を連ねていたことも記憶に新しいが、ブームが去れば使い捨てというわけか……。

編集部

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