ヤラセ番組は2020年も増え続ける!? 視聴者の反応に変化も

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画像は「Getty Images」より引用


 2019年は、複数の番組のヤラセ疑惑やヤラセ確定のニュースが飛び交った。放送局が正式に認めて調査を行う場合も多いが、相次ぐヤラセ報道に対する世間のリアクションを知って、放送関係者からはある戸惑いの声が上がっているという。一体どういうことなのだろうか。

「去年はTBS系列の番組で相次ぎヤラセがニュースになりました。業界内では『バレたか』という声と『またか』という声がありますが、それと同時に、世間がヤラセのニュースに対してさほど怒っていないというか、驚いていない状況に業界関係者は驚いているんです」(テレビ局関係者)

 世間が驚かないことに驚いている……という少々ややこしい状況のようだ。

「今までもそうですが、普通ならヤラセがあれば裏切られたと怒ったりするじゃないですか。それが最近は無くなっていて、それこそ報道が出たあとも、苦情の電話がほとんど鳴らないんです。昔なら考えられない事態なんです」(同)

 ヤラセ報道を受けた世間の反応に驚きがあるようだが、同時に危機感も生まれているという。

「こうした反応しかないということは、要は世間的に『テレビはヤラセが当たり前』だと思っている人が多いとも言えるわけです。特に真面目に番組作りをしている関係者の間には落胆の声もあります。ネットの創成期に『ネット情報はウソが多い』ということで信用されない時期がありましたが、テレビもやがてはそうなるんじゃないかという声が多いわけです。誰もテレビを信じてくれなくなるという危機感です」(同)

 確かにそうなったとしてもおかしくはないかもしれない。

「そのため、このままではテレビに未来はないと、局内でも『ヤラセ撲滅運動』をきちんと立ち上げようという声があります。しかし、それを阻止しているのがバラエティ番組のプロデューサー連中なんです。今のバラエティ番組は、予算の関係でロケをしてもヤラセがなければ撮れ高を確保できないというのが理由です。昔はロケに出て想定していたものが撮影できなくても許されましたが、今はそんなことをすればお叱りを受けます。だからこそ、特に海外ロケ番組で仕込みなしのロケなどできないと反対しているんです」(同)

 制作資金が潤沢だった昔ならば収穫ゼロも許されたそうだが、今は場合によってはプロデューサーが担当を変えられるというから大変だ。無論、どちらの言い分もわかるのだが、やはりヤラセは良くないが経済状況から考えると今後も増える可能性はあるだろう。

文=吉沢ひかる

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