1月1日はオランダ黄金期に静物画の大家として活躍した画家ピーテル・クラースが死亡した日! 人間の人生のはかなさを表現したデス・カルチャー

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1月1日はオランダ黄金期に静物画の大家として活躍した画家ピーテル・クラースが死亡した日! 人間の人生のはかなさを表現したデス・カルチャーの画像1
(画像はWikipedia Pieter Claeszより使用。Public Domain)

『ピーテル・クラース画「ヴァニタス」(1630年)』

 1660年1月1日はオランダ黄金期に静物画の大家として活躍した画家、ピーテル・クラースが死亡した日である。


 オランダの都市、ハールレムで活動をしたクラースはまた、骸骨などで人間のはかなさを表現した絵画の一ジャンル「Vanitas(ヴァニタス)」に大きな影響を与えた作家として知られている。


「vanitas」とはラテン語で「虚栄、はかなさ」を意味する言葉であり、時計や花、ロウソク(燭台)などの移ろいやすいものと人骨を同時に描くことによって、人間の人生のはかなさを表現する手法として16〜17世紀に確立された。


 これはバロック期の芸術を象徴する概念のひとつであり、14世紀頃からヨーロッパを中心に確立された「memento mori(死を想え)」という概念に引き続く《デス・カルチャー》であった。


「vanitas」の象徴的な作家であるクラースが1年の最初の日に亡くなったということ自体が、人間と死がいかに不可分であるかを暗示しているようだ。

 

<トカナ 今日の不幸を記憶するブラックカレンダーより>

編集部

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