関西の吉本芸人が“ぼったくり居酒屋”の呼び込みアルバイト!? 芸人のバイト事情がヤバイ

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 吉本興業が「闇営業」問題を機に設置した経営アドバイザリー委員会の中間報告では今後、所属タレントが事務所を通さない「直営業」をルール化する方針が明かされた。

 所属タレントが直接の仕事依頼を受けた場合、今後は吉本に届け出を行ない、会社が仕事内容のチェックや報酬の仲介を行なうという。本来、所属タレントが事務所を通さない仕事をするのは厳禁とされる芸能界だけに、結局は「事務所を通せ」という方向になったわけだ。

 委員会はあくまで「直営業は禁止ではない」と、反社会的勢力などが仕事先に介在しないかのチェックを行なうものだとしているが、報酬から仲介料を差し引く可能性を残しており、そうなると事実上、直営業を認めないという話になる。

 さらに吉本は今後、タレントとの契約をこれまでの口頭から書面に変えるため面談も行なうというが、 なにしろ6000人もの所属人数がいるだけに、タレントからは「条件に合わない芸人を切り捨てる口実では」という声も出ている。

 40代のピン芸人によると「吉本所属でも、担当マネージャーもなく、収入のほとんどが自力で取った直営業ばかりという芸人もいっぱいいる」という。

「自分もそのひとりで、今後すべて吉本を通せというならギャラが減るでしょうし、中には吉本と折り合いの悪い依頼主もいるので、吉本を出ていかなければいけなくなる可能性もあります」

 また、委員会は「違反に何らかのペナルティーを」と罰則作りにも着手しており、芸人は「中にはグレーゾーンなバイトをしている芸人もいて、それ隠したまま罰を受けるリスクを抱えられないはず」 という。

 そのグレーなバイトとは何か。この芸人が知る例では、関西の吉本芸人が“ぼったくり”居酒屋の呼び込みアルバイトをしているとい う。

「飲み放題3000円のところ、自分を通せば1500円になるとか言って客引きするんですが、実際にはもっと高い支払になるんですよ」

 聞けば、客に声をかける際、「飲み放題を半額にするので、その代わり、おつまみを2オーダーお願いします」というが、この「2オーダー」は、客の一組につき料理2品を注文するものと思わせ、実はひとり2品というものだという。店員は「先にお飲み物から」と飲み物を出した後にそれを言い、さらには一品800円のお通しまで出てくるため、客が引き返しにくい状況の中、800円以上のメニューしかない料理を頼まされ、さらには席料、サービス料なる項目も足し、結局はひとり5000円前後の支払いになるのだという。何万円もぼったくる明らかに悪質なものとまでは言えない巧妙な商法は、新宿・ 歌舞伎町などでも例があり「プチぼったくり」と呼ばれている。

「芸人はこのバイトをするとき、太い黒縁のメガネや帽子をかぶって芸人だとバレないようにすると言ってましたが、そもそも無名なので誰も気付かないんですよ」(同)

 無名芸人がこうしたバイトをするのは得意の“口八丁”が武器にな るところもありそうだが、ほかではもっと高額でえげつないキャバクラやガールズバーのぼったくり店に誘う呼び込みバイトをする芸 人もいるという。

 全国の繁華街で問題化していたぼったくりは、取り締まり強化で減ったといわれたこともあったが、近年は業者がさらに巧妙化してまた増えつつあるとの話や、全国的に暴力団を締め出したことで、逆 に治安が悪化したという見方もある。過去、東京・歌舞伎町で取り 締まりの目を逃れながら20年も違法な客引きをした男性は「 ヤクザが闊歩していた時代は、呼び込みも相手かまわず声をかける ことはできなかったし、簡単にぼったくり店を出店することも難し かったけど、今は無法地帯に近い」と言っている。いずれにせよ、そんな闇営業ばりの危ないアルバイトをする芸人がいても、吉本興 業にすべて報告されるとは思いにくい。そうなると、直営業ルールを作っても、結局はタレント管理しきれず何か問題が起きるという パターンが今後も繰り返される可能性はある。

文=片岡亮/ NEWSIDER

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