1月27日は『ライ麦畑で捕まえて』著者J・D・サリンジャーが死亡した日! 3人の有名殺人犯も愛読…

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(画像はWikipedia J. D. Salingerより使用。Public Domain)

『サリンジャーとその著作「The Catcher in the Rye(ライ麦畑で捕まえて)」の表紙』

 2010年1月27日は、1951年に出版した青春小説『The Catcher in the Rye(ライ麦畑で捕まえて)』で世界的人気を獲得したアメリカの小説家・J・D・サリンジャーが死亡した日である。


 世代を超えて長年にわたり若者のバイブルとなった同作であったが、不幸なことに、ジョン・レノンを射殺したマーク・チャップマン、ロナルド・レーガンを射撃したジョン・ヒンクリー、レベッカ・シェイファーを射殺したロバート・ジョン・バルドという3人の殺人犯の愛読書としても知られている。


 青年期の繊細な心情に訴えかけるその文体はまた、殺人という“社会からの脱落”を目前に控えた彼らの揺れる心にとってもまた、拠りどころとなってしまったのだろうか。


 同作のヒットで富と名声を手にしたあとのサリンジャーは、周囲との関わりを絶つようになり、社会的には孤立した状態でその後の人生を送った。


 そして1965年に発表した『ハプワース16、1924年』の後は新作を書き上げることもなく、晩年は公名活動を一切立ったまま2010年に死亡している。


 社会的に孤独な存在の言葉を拾い上げることのできるサリンジャーの繊細な才能は、孤独の中でしか育まれないものだったのかもしれない。

 

<トカナ 今日の不幸を記憶するブラックカレンダーより>

編集部