奇習! 「貫通式」と「成人式」を同時開催する東北の山村! 親兄弟に見守られながら勃起、許嫁(10代)の膣へ…
【日本奇習紀行シリーズ 東北地方】
これまでもしばしばご紹介しているように、いわゆる「成人の通過儀礼」のなかには、古今東西、実に様々な内容を持つものがあり、その多くは、通常の感覚からすれば、にわかに信じ難いものが大半となっているが、今回ご紹介する東北地方の某地域における儀式は、そのなかでもとりわけ奇異なものであるといえるだろう。
「まあ、お祝いごとってのは、派手なほうがいいし、なるべく一度にやっちゃったほうがいいからね」
自身が生まれ育ち、20代半ばまで暮らしていたという、東北地方のとある山間の寒村で行われていた「奇妙な成人式」についてそう語りはじめたのは、現在、都内のとある施設で余生を過ごす川崎健三さん(仮名・80)。川崎さんの話によれば、その昔、「成人式」と「貫通式」を同時に行うという、なんとも珍妙な儀式が、当地において行われていたのだという。
「あのね、昔は子供の頃に、同じ年に生まれた子同士で、親同士が将来の結婚相手を決めていたものだから、あとは大人になるのを待って所帯を持つのが普通だったわけ。で、その機会になるのがあの儀式。あのあたりじゃ今と違って、18歳になると大人という扱いになるんだけどもね、そのときに成人の祝いをするのよ。けど、同時に、子供の頃に決めた相手と、初めてナニをするっていう。まあ、どっちみち、20歳になったら所帯を持つことになってたから、別に変な話じゃないと思うんだけどな」
一体どこをどう理解すると「変な話じゃない」と考えられるのかは謎であるが、川崎さんの話によると、当地の男女たちは、子供の頃に決められた許婚と、成人式の際に、お互いの親族が見守る中で初めての性交渉を行い、それを機に「大人になった」ということと、「正式な婚約者になった」ということが認められるのだという。その後2年間、週に一度、お互いの家を往復する形で寝食を共にし、やがて20歳になる年を迎えると、晴れて夫婦として一緒に暮らしはじめるという、一風変わったシステムが採用されていたのだという。現代の我々が思い浮かべる「成人式」とは、明らかに異なるものなのだ。
「まあ、さすがに親兄弟が見てる前で、ナニをしてみせるっていうのはね、男も女もなかなか度胸のいることなんだけども、実際、一緒になって生きていくからには、それくらいの度胸がなくちゃ話にならない。だからああいうのはね、ある種の度胸試しとしてもね、大切なことだったんじゃないかなって思うよ」
やがて時代が下り、こうした古くから続く特殊な成人式もなくなり、今では自治体主導の成人式だけが細々と行われるだけになっているという当地。その是非はともなく、全国的に見てもあまり例をみないタイプの儀式であるだけに、なんとも興味深いところだ。
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