クンニ後に「処女じゃないな」と殺害! 最高に最低な映画『淫獣道士』が伝説すぎる!

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

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『淫獣道士 地獄から来た吸血ドラゴン』

1986年・香港
監督/ライオネル・リャン
脚本/ベニー・ホー(ゴッドフリー・ホー)
出演/エルトン・チョン、イーグル・ハン、キャリー・リーほか

 70年代から80年代にかけて、ブルース・リーのソックリさんを使ったカンフー映画や、間違った日本観によるニンジャ映画などの珍作を量産した香港フィルマーク社。だが同社は1996年の社屋火災によりトーマス・タン社長以下従業員が多数焼死し、原版フィルムも全焼してしまった。そのため全作品が未だ正規版ディスク化されておらず、80年代に発売された日本版VHSビデオはマニア達にとって貴重なお宝となっている。

 このフィルマーク社のオフィスが入っていた雑居ビルには、トーマス・タンの製作でニンジャ映画や、中国人捕虜の生体実験を描いた日本軍ディスり映画『黒い太陽 七三一部隊』シリーズなどを手掛けたゴッドフリー・ホーが監督を務めるB級映画ばかり製作するIFDフィルムという系列会社もあった。

 そのIFD作品もフィルマーク作品と共に焼失したと思い込まれていたが、近年になって朗報が飛び込んだ。以前このコラムで紹介した『超能力者ユリ・ゲラー』を撮ったイギリス映像界の鬼才ケン・ラッセルの息子で、ブルース・リーのドキュメンタリー映画を得意とするカンフー映画マニアのトビー・ラッセル監督が、なんとIFD作品の約200本に及ぶマスター・フィルムの発売権利を取得したというのだ。あの火災で焼けたのはフィルマーク社のフィルムだけで、保管場所が別だったからかIFD作品はほとんど無事だった! これらは既にトビー・ラッセルの元、順次4K化されているというから楽しみだ。

 まあ、いつ商品化されるかわからないので、今回はそんなIFD作品の中から筆者の好みで、ゴッドフリー・ホー(ベニー・ホー名義)が脚本を書いた1本を紹介しよう。当時VHSビデオを発売した徳間コミュニケーションズのキャッチコピーは、「奴は股間から吸う」

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