“樹木”になった少女 ― 世界で20例「ツリーマン症候群」の恐怖
【閲覧注意】“樹木”になった少女 ― 世界で20例「ツリーマン症候群」の恐ろしすぎる実態=インド
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インド・チャッティースガル州ダンテワダ県に住む少女、ラジェシュワリさん(7)は、遺伝性の皮膚障害に苦しんでいる。彼女の全身は“樹皮”に覆われているのだ。最初は足に厚い皮膚の層ができて、後に他の部分に広がっていったという。彼女は現在、同州ライプールにある全インド医学研究所で治療を受けている。
ラジェシュワリさんの症状は「ツリーマン症候群」として知られる「疣贅状表皮発育異常症」である。ヒトパピローマウイルス(HPV)5型もしくは8型のウイルスに感染することで発症し、ウイルスへの免疫抗体が産生されない場合に症状が悪化する。イボの発育が進むと、手や足などが樹木のようになってしまう。現在までに世界で約20件程度しか報告されていない非常に珍しい疾患である。そのため、研究が進んでおらず、症状を制御する薬には重篤な副作用がある。
ラジェシュワリさんは命に危険が迫っているわけではない。しかし、病変した皮膚のせいで、歩いたり座ったりといった簡単な動作にも痛みが伴い、日常生活の妨げとなっている。そんな彼女の姿を撮影した動画が海外の動画共有サイト「LiveLeak」で公開された。腕や足、腹部、そして背中が茶色くて硬い皮膚に覆われている。彼女は歩行も困難なようだ。“樹木”と化していく美しい少女が憐れである。
女性のツリーマン症候群発症例としては、2017年1月31日、バングラデシュにあるダッカ医科大学病院形成外科部門のマンタ・ラール・セン医師らが発表した事例が知られている。以前トカナでも紹介した通り、当時10歳だったサハナ・カトゥンさんの体に4カ月程前からイボができ始め、それらが大きくなっていったという。サハナさんはダッカ医科大学病院でイボの除去手術を無償で受けたが、父親のムハンマド・シャージャハンさんの意向で手術は中断された。ムハンマドさんは「樹皮のようなイボは取り除かれましたが、イボは再びより厚く、より硬くなってしまいました」と語る。医師らが引き留めたにもかかわらず、父娘は病院を去ってしまった。
ツリーマン症候群の研究が進み、治療法が確立される日が訪れることを願うばかりだ。
(文=標葉実則)
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