新型コロナウイルス予防対策に「ホメオパシー」をインド当局が推奨! 武漢から帰国のインド人700人に感染者ゼロが証拠!?

 未だ特効薬もワクチンも開発されぬ中、世界的な感染拡大が懸念されている新型コロナウイルス。日本では予防策として、正しい手洗い・うがいと咳エチケット(咳やくしゃみをするときはティッシュなどで口や鼻を覆い、その後手を洗う)の徹底が叫ばれているが、インドでは政府当局がホメオパシーを推奨し、世界的に注目を集めている。

Indian Authorities Propose Use of Homeopathy to Prevent Coronavirus (The Scientist)

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画像は「Getty Images」より引用

 中国・武漢から世界各国に感染を広げている新型コロナウイルスだが、インドでは2月12日時点で3名の感染者が確認されている。インドでもこの新しい感染症を警戒し、政府当局が様々な対応を行なっているのだが、その中で注目を浴びたのは予防対策として1月20日に発表されたプレスリリースである。手洗いやうがいのほか、「Arsenicum album30」というホメオパシーのレメディを3日間、空腹時に摂取することを勧めていたのである。

 この「Arsenicum album」は猛毒の三酸化砒素を希釈して作られたレメディで、例によって希釈されているから「安全」とされているものの、場合によっては致死的な被害が出てもおかしくはない。また、ホメオパシーの世界では効能が認められているものの、科学的・医学的にその効能が確かめられたものではない。当然、Arsenicum albumが新型コロナウイルスのような感染症に効果があるという科学的なエビデンスも存在しない。

 このプレスリリースを発表したのは「AYUSH省」(Ministry of Ayurveda, Yoga & Naturopathy, Unani, Siddha, Sowa Rigpa and Homoeopathy)というインドの政府機関で、その名の通り、アーユルヴェーダやヨガ、ユナニ医学、そしてホメオパシーといった伝統医療・代替医療を研究、推進している。プレスリリースではホメオパシーのほか、アーユルヴェーダの実践やユナニ医学の薬なども推奨されているが、その多くは食事のアドバイスやマッサージといったものである。

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