2月20日は『蟹工船』の小林多喜二が死亡した日! 不敬罪で逮捕、特高警察にステッキで撲殺される…

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(画像はWikipedia Takiji Kobayashiより使用。Public Domain)

『小林多喜二のポートレート』三省堂刊『画報日本近代の歴史10』掲載

 1903年2月20日は、プロレタリア文学を代表する小説家の小林多喜二が死亡した日である。


 北海道拓殖銀行小樽支店に勤務しながら作家活動を開始し、1929年に発表した『蟹工船』で国民的な注目を浴びる作家となったが、同時に特高警察からの要注意人物としてマークされることにも繋がり、翌年不敬罪で逮捕。


 釈放されるも1932年から始まった危険思想の取り締まりを避けて地下活動に入ったが翌年特高警察のスパイであった三船留吉の策略により再び逮捕されることに。


 そして警視庁特高係長中川成夫の指示で寒中丸裸にされた小林は拷問の中でステッキで撲殺された。


 かつて『戦旗』に発表した『一九二八年三月十五日』作中の特高警察による拷問の描写が、かねてから特高警察の怒りを買っていたことがその原因とされた。


 警察発表は当然のように心臓麻痺であったが、遺族の元に戻った死体は拷問の果にどす黒く腫れ上がっており、遺族は司法解剖を求めたがどの病院もそれを受け入れることはなかった。


 その遺体が変色した様は残された写真からも後世に伝えられているが、その無念さは岡本唐貴の死に顔の絵や、千田是也によるデスマスク等、同士による作品としても記憶されたのだった。

 

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編集部

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