ヌル〜ンとしたエロさにシビれる「立体浮世絵展」に潜入! 春画、和紙、京都友禅…日本の伝統文化を独自に昇華

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『誘因』:平山りえさん


 昨年9月7〜8日にかけて上野の森美術館(東京都台東区)で【KIRIE】プロデュース「立体浮世絵展」が行われた。

 この告知をSNSで見つけたのは、同月6日夜だった。「すごく煌びやかな展示のようだ。これは行ってみたい!!」と思い、ちょっとした用事をすっ飛ばして向かってみると、想像以上の作品が並んでいた。

 まず入口近くには、巨大なインスタレーションがあった。浮世絵美女絵の周りには、『浮世』や『競』、『女』などと大書きされた『書』が記されている。素材は、薄い布だ。とても美しい。

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『浮世の花籠』の展示スペースでは、3人のダンサー/モデルによるパフォーマンスも行われた。

 そして、この反対側にあるちょっと低いスペースには、白いすだれのようなものが幾重にも重なるようにして吊るされていた。立体装飾と言ったらいいのだろうか。その前には、Web告知でも観ていた巨大な浮世絵風の写真がある。どれもデカい。そして豪華すぎる。

 今回、「立体浮世絵展」を開催したのは、日本の文化を独自の現代アートに昇華させて表現している【KIRIE】というアーティスト集団だ。芸術や音楽、舞踊などに精通している表現者が集まって、日本に根づいている心や美を現代の文脈に合わせて提唱している。その中には、舞台表現も含まれており、国内外で作品を発表している。

 展示を観ていると、どの作品にも惹き込まれてしまう。とても美しくて凛としているのだ。緻密に作られたディテールも息を飲む迫力。展示を観に来ていた人たちは、しきりにスマホやデジカメで写真を撮っていた。背中に鳳凰が描かれた3人の女性が並んでいる巨大な浮世絵風の写真には、数多くの人たちが集まっていた。

「今回の展示は、浮世絵を中心に、それぞれのアーティストが独自の表現をすることがテーマになっています。自分の作品は、『夢鳥―yumedori―』というタイトルになります。(※)女性の背中には、鳳凰が描かれています。この作品は、日本三大和紙である伊勢和紙に印刷しました。伊勢和紙は、伊勢神宮の神札にも使われているものなんです。実は4年くらい前から、総合プロデューサーの美呼さんから『伊勢和紙でやって欲しい』と言われていたのですが、ちょっと難しかったんです。和紙を使うと『黒』がまず出ないし、グラデーションも出ないんです。でも今回は、しっかりとした写真データを作ることによって、作品を完成することができました」(Eijiさん)

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『浮遊する泳』:美帆さん

(※)「夢鳥とは、鳳凰の同一とされる言葉。籠の中の鳥は時に妖しく時に美しく夢を売る。」(Eijiさんの解説文より)

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