3月1日はビキニ環礁で米核実験「ブラボー実験」が行なわれた日! 第五福竜丸乗組員が被曝、忘れてはいけない負の記憶…

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(写真はWikipedia Castle Bravoより使用。Public Domain)

『ビキニ環礁で行なわれたブラボー実験で生じたキノコ雲』

 1954年3月1日は、大戦後初となるアメリカの核実験「キャッスル作戦」の初日、「ブラボー実験」が行なわれた日である。


 現在はマーシャル諸島共和国に属するビキニ環礁で行なわれたこの実験は、事前の危険水域設定が不確かであったことから200人以上もの”死の灰”を浴びた犠牲者がいたといわれ、その中には日本の遠洋マグロ漁船・第五福竜丸も含まれている。


 帰国後の同年9月23日に、その乗組員のうちのひとり、当時40歳だった久保山愛吉無線長が死亡した際、担当医師はその死因を放射能症と診断したが、現在に至るまでアメリカ政府はブラボー実験による放射能被害だと認めていない。


 このことは日本に於ける反核運動の契機となり、後の人気映画『ゴジラ』制作のきっかけにもなったとされる(『ゴジラ』第1作は1954年11月3日公開)。


 同地でのアメリカによる核実験は1958年までに23回行なわれ、28種ものサンゴが絶滅した。


 2010年にはビキニ環礁が《負の記憶》をもとに世界遺産として指定された。


 なお、1896年の3月1日はフランスの物理学者、アンリ・ベクレルが放射線を発見した日でもある。


 その意味で、3月1日は《放射線にまつわる日》として記憶すべき日なのかもしれない。

 

<3月1日に世界で起こった不幸な出来事一覧はコチラ>

編集部

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