3月16日は天才イラストレーター、オーブリー・ビアズリーが死亡した日! オスカー・ワイルド作『サロメ』の挿絵で世界的人気に

3月16日は天才イラストレーター、オーブリー・ビアズリーが死亡した日! オスカー・ワイルド作『サロメ』の挿絵で世界的人気にの画像1
(画像はWikipedia Aubrey Beardsleyより使用。Public Domain)

『オーブリー・ビアズリー作の「サロメ」挿絵と彼のポートレート』

 1898年3月16日は、オスカー・ワイルド作『サロメ』の挿絵で世界的人気を誇る天才イラストレーター、オーブリー・ビアズリーが死亡した日である。


 その魔術的と表現される描線は後年に絶大な影響を及ぼし、後のハリー・クラークや、日本では佐伯俊男らのモノクロームの作品を作家的特徴とするイラストレーターに受け継がれ、さらには日本の漫画家、魔夜峰央や手塚治虫にまで影響を与えたと言われている人物であるビアズリー。


 その作品を一躍世に知らしめたのは後に終生の共作者となったオスカー・ワイルドの『サロメ』の挿絵であるが、その挿絵群は『日本的すぎる』ということでワイルドはあまり気に入ってなかったという。


 しかしその後の作品でもワイルドとの共作は続き、やがてエドガー・アラン・ポーの『黒猫』の挿絵を手がけるなど、ビアズリーは一躍人気イラストレーターとなっていった。


 しかし1895年4月5日、ワイルドが同性愛の罪で逮捕されるというスキャンダルが起き、ビアズリー自身は同性愛者でなかったものの(一説には無性=アセクシュアルだった)、あらゆる職場を失い、以降は困窮と戦う人生になった。


 1897年に出所してきたワイルドに『レディング監獄の歌』の挿絵を頼まれたが、その依頼を断り、二度とワイルドとの仕事をすることはなかった。

 では彼は、何を目的に作品を作っていたのか。

「I have one aim—the grotesque. If I am not grotesque I am nothing.」

 ビアズリーはその目的をたったひとつ“グロテスクであること”と語った。


 そんな彼が、同性愛というスキャンダルを嫌い、その死に際してエロティックな作品群を破棄するように願ったというから興味深い。


 ビアズリーがたった25歳という人生の中で、数え切れない絶望を経験したことは想像に難くない。


 ちなみに2015年3月16日は、日本を代表するイラストレーターの金子國義も死亡しているが、3月16日は世界中のイラストレーター、そしてそのファンにとっては忘れられない日であろう。

 

<3月16日に世界で起こった不幸な出来事一覧はコチラ>

編集部

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