3月19日は初代ルパンの声優・山田康雄が死亡した日! 「俺が死んだら新しいルパンを作らないでほしい」

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(写真はCD付き書籍『ルパン三世よ永遠に-山田康雄メモリアル-』2002年/パイオニアLDC)

『CD付き書籍「ルパン三世よ永遠に-山田康雄メモリアル-」の表紙』

 1995年3月19日は、クリント・イーストウッドの吹き替え、そしてアニメ『ルパン三世』のルパン役で知られた声優の山田康雄が死亡した日である。


 モンキー・パンチの原作を遙かに上回るスケールで国民に定着したアニメ『ルパン三世』シリーズだが、そのイメージは初代ルパンの声優を務めた“実写版ルパン”こと山田康夫の存在感抜きには語れないだろう。その意味では1995年の山田康夫の急死は作品にとって、絶体絶命のはずだった。


 すると当時、劇場用アニメ『ルパン三世 くたばれ! ノストラダムス』の制作期間内だったために、急場しのぎ的にモノマネタレントの栗田寛一が起用された。


 しかしこの脱力してしまうような交代劇が、現在となっては意外にも声優交代の数少ない成功例となっている。


 2013年にも主要キャラクター銭形警部役の納谷悟朗が死亡し、その声優交代もかなりの難事業だと思われたが、世代きっての多才な声優である山寺宏一を起用して何事もなかったかのように再始動している。


 よく聞き比べてみれば、次元大介以外の主要キャラは総入れ替え状態なのだが、ルパンのぬぐいきれない物まね感以外は、ほぼ違和感がない。


 他の数多くの“国民的”アニメ作品が生き延びてゆくためには、参考にしたい成功例のひとつであろう。


 ちなみに、山田康夫は死ぬ直前に「俺が死んだら新しいルパンを作らないでほしい」と言い残したとされるが、いまだ大人気のルパンだけに、今後もその新作は生まれ続けるだろう。


 原作者が死のうが、主演声優が死のうが、生みの親の気持ちとは関係なく走り続ける。


 永遠の命こそが、“国民的”アニメとしての宿命。


 それが作品にとっての《幸》か《不幸》かは、誰の知るところでもない。

 

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編集部

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