伝説のパンクバンド 「ザ・スターリン」の同窓会ライブに潜入! 生豚のアタマが
伝説のパンクバンド 「ザ・スターリン」の同窓会ライブに潜入! 生豚のアタマが現れ…「臓物が飛んでくるのか!?」
昨年、9月24日に行われた遠藤ミチロウ(享年68歳)を偲ぶギグ(コンサート)、『9.24 糞爆ロック宣言「ザ・スターリン同窓会」』は、生涯忘れられないものになった。
「東高円寺二万電圧」(東京都杉並区)で行われた、このギグを陣頭指揮したのは、元ザ・スターリンのドラマーであり、初期メンバーのひとりであるイヌイ・ジュン(60)だ。
私ごとで大変恐縮だが、ザ・スターリンのギグに初めて足を運んだのは、今から30年以上も前のことになる。そこで観たミチロウのパフォーマンスは、凄まじいものがあった。ヴォーカリストのミチロウは、消火器の薬剤を浴びながらも歌い続け、ゴミなどをステージから投げ散らかしていた。観客の多くは、それを浴びたことでブッ倒れてしまったが、ミチロウは、そのまま歌い続けた。筆者は、観客をかき分けるようにしてステージ最前列に突進した。
それから時は流れ、筆者はカメラマンとしての仕事で地球を何十周かしていた。遠いところでは、アフリカにも飛んだ。ザ・スターリンを解散した後のミチロウは、演奏のスタイルを変えて活動を続けていたが、演奏を観に行く機会はなかった。訃報を知ったときは、言葉を失った。
そうした経緯もあり、『9.24 糞爆ロック宣言「ザ・スターリン同窓会」』は、「絶対に行かなければ!!」と思っていた。事前に前売り券を購入しておいて本当に良かったと今でも思う。その後、前売り券は完売し、当日券なしのスタートになったからだ。
この日、出演したのは、ザ・ブターリンやcunts、ザ・ラビッツ、ザ・スターリン X、ザ・スターリン Yという面々だ。カメラマンとして海外に目を向けている間に、日本のパンクロックシーンを取り巻く状況は大きく変わっていた。ベテランのミュージシャンに混じり、20~30代のミュージシャンも参加していて、正直言って戸惑った……。
最初に姿を現したのは、ザ・ブターリンだ。ブターリンというバンド名は、ヴォーカリストのHAYAKAWAの体格にちなんで付けられたらしい。HAYAKAWAは、いい感じでポッチャリしている。
HAYAKAWAがゴジラのお面を被って登場すると、「天プラ」や「バキューム」、「ロマンチスト」などの曲を演奏した。これらは、ザ・スターリンのナンバーだ。パンクといえば過激なイメージがあるが、HAYAKAWAはとても可愛くて微笑ましいところがある。きっと彼は誰に対しても優しいのだろう。
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