4月14日は江戸時代末期を代表する浮世絵師・歌川国芳が死亡した日! 批判精神に溢れた作品で庶民に愛され…

(画像はWikipedia 歌川国芳より。Pablic Domain)

『歌川国芳作「相馬の古内裏」』

 1861年4月14日は、江戸時代末期を代表する浮世絵師の歌川国芳が死亡した日である。


 当時の老中・水野忠邦が行なった天保の改革により、役者絵や美人画が禁止されるという表現への弾圧をかいくぐって、将軍家をはじめとした時の権力者たちを斬られ役に使うなどの批判精神に溢れた数々の作品を残し、庶民層から絶大な人気を博した。


 また、デフォルメや合わせ絵等、現代のデザインにまで影響を与える様々な技法を駆使した異能の作家としても後世にその名を残した人物であった。


 弘化元年(1844年)〜3年頃に描かれた作品である『相馬の古内裏』は、平将門の遺児・滝夜刃姫が妖術によって骸骨を操り亡父の遺志である謀反を起こす様が描かれている国吉の代表作である。


 3枚の画から構成される“合わせ絵”の大作であり、デフォルメをされたその骸骨は医学的にも正確な図案であるといわれ、1774年に出版された『解体新書』の影響が既に社会的に及んでいることが感じられる作品でもある。


 またその巨大な骸骨は水木しげるらによって描かれた妖怪「がしゃどくろ」の原型になっているともされ、後の日本に於ける骸骨表現を決定づけた一枚であるだろう。

 

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編集部

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