マンネリセックスを打破する奇習！ 東日本に実在した「妻が半月毎に入れ替わる」婚姻システムとは!?

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　山岡さんの話をまとめるとこうだ。一応、それぞれの夫婦は、「戸籍上の夫婦」として正式な婚姻関係にあるものの、それとは関係なく、よその夫や妻と一定期間、寝食をともにし、その期間が終わると、また別の相手と……といった具合に、学校の席替えよろしく、絶えず妻側が各家を転々とする形でパートナー交換をしながら暮らすという、極めて特殊な婚姻関係にあったのだという。無論、夜の営みも、そのローテーションに基づく形で行われるというから驚くばかりだ。

「まあ、小さい村だからね、すぐにまた同じ相手が戻ってくるわけなんだけどもさ、それでもずっと同じよりはいいだろ。なんせそれ以外に何の刺激もありゃしないんだから」

　もともと人口の流入がほとんどなく、また、娯楽という娯楽もないことから、既婚男女の息抜きとして生まれたと推測されるという、当地におけるこの習慣。ややもすると異性と食事しただけでも、ちょっとした修羅場になりかねない家庭も多い昨今においては、到底考えられないようなものだが、それが長らく続けられてきたことを思うと、少なくとも当地で暮らす人々の間だけは、支持されていたようだ。

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文・取材＝戸叶和男

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