「ニコチンは新型コロナの感染リスクを軽減」仏研究が示唆! ニコチンパッチ臨床試験へ… 錯綜する情報の真偽は!?

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画像は「The Guardian」より

 肺炎の症状を呈す新型コロナウイルス感染症は、肺機能の衰えが懸念される喫煙者が特に重症化しやすいという話があるが、一方でニコチンには感染を防ぐ作用があるかもしれないことがフランスの研究で示唆された。

 英紙「The Guardian」(4月23日付)によると、ニコチンに新型コロナウイルスへの予防効果が見込まれるとして、フランスでニコチンパッチの臨床試験が国の承認を待っている状態だという。

 同国ピティエ・サルペトリエール病院の研究チームが、新型コロナウイルス陽性と判定された480人の患者を調べたところ、年齢の中央値が65歳の入院患者350人のうち喫煙者はわずか4.4%、自宅隔離となったそれほど症状が重くない陽性患者130人(年齢の中央値は44歳)のうち喫煙者はわずか5.3%だったという。これはフランスの人口に対する喫煙者の割合(44〜53歳で約40%、65〜75歳で約8.8%〜11.3%)を考えると非常に少ない。そこで、タバコが新型コロナウイルスの感染防止に役立っている可能性が浮上したわけだ。

 同研究論文を査読した同国の著名神経生物学者ジャン=ピエール・チェンジュー氏は、ウイルスが体内の細胞に到達するのをニコチンが妨害し、ウイルスの拡散を防いでいる可能性を示唆。また、新型コロナウイルス感染症の最も深刻なケースで見られる免疫システムの過剰反応を軽減していることも考えられるという。

 フランス国内のより大きなデータを見てみても、フランス全体の喫煙者が人口の25.4%と推定されている中、新型コロナウイルスに感染した入院患者1万1000人のうち喫煙者はわずか8.5%だった。

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