動物の“性態”をエロ目線で描きすぎた封印映画『アニマル・セックス』が超ヤバい! 「僕の亀の頭、立派だろ?」最狂に卑猥なノリで…!

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

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『アニマル・セックス』
1969年・アメリカ(日本公開1973年)
監督・脚本/ハル・ドウェイン
原作/ローラス・ミルヌ、マージェリー・ミルヌ夫妻『動物の性本能』


 アニマル・セックス! といっても、野獣のように女を犯すエロ映画のことではない。タイトルそのまんま、動物の生殖行為を延々と90分間紹介した作品だ。ベストセラーになった動物学者ミルヌ夫妻の共著『THE MATING INSTINCT(動物の性本能)』を下地にしたドキュメンタリー映画で、様々な動物たちの求愛・交尾・出産を8年間にわたり世界各国で撮影した労作だ。

 日本公開は1973年、前年に日中国交正常化を記念して中国から贈られたカンカンとランランのパンダ大ブームに便乗したパンダの交尾シーン、ほかにザトウクジラの映像が追加された。ナレーションは『なるほど! ザ・ワールド』や『出没! アド街ック天国』の初代司会、声優・俳優など広範囲で活躍したマルチタレント愛川欽也が担当していた。

 作品は現在ディスク化されておらず、1986年にコロムビア・ビデオから発売されたVHSビデオでリリースが途絶えている。この日本版ビデオは劇場版とバージョンが異なり、クジラのシーンはあるのだが、ビデオジャケットに「パンダ、象、鯨など50種類に及ぶ動物たちの……」と記載されているにも関わらず、なぜかパンダの映像が抜けている。

 さらに、きっと名調子だったであろう愛川欽也のナレーションではなく、劇中でホストを務める原作者夫妻の声を男女の声優が吹替えしている。夫のローラスは『科学忍者隊ガッチャマン』のオネエ言葉が印象的な敵幹部ベルク・カッツェを当てた寺島幹夫。妻マージェリーは3代目『ゲゲゲの鬼太郎』の松岡洋子。これが返って作品にアクセントを与えた。いくら動物の珍しいセックスと言っても、1時間半も延々と見せられたら飽きてしまう。その合間に、今となっては古典的な昭和オヤジギャグが挟まれ、退屈しないように工夫されているのだ。そんな迷セリフ・珍セリフを中心に作品の内容を紹介していこう。

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