実話！ 生娘を平気で犯し、他人の物は強奪！ 悪逆非道な村の独裁者“殿”のヤバすぎる末路＝西日本

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　金も女も何もかも、欲しいものはなんでも村人たちから強奪し、為政者であるわけでもないのに、独裁者のような状態となっていたという“殿”。その蛮行の数々に耐えられなくなった村人たちは、彼の暗殺を考え始めたというが、そんな矢先に思わぬアクシデントが起きる。嵐によって村が壊滅的な状態となってしまったのだ。

「村中が沼みたいになっちまって、野菜や米も、住む家もなくなってしまった。もうこの土地には住めないって、みんな諦めたほどだよ」

　しかしこの危機に際し、なぜか“殿”は私財のすべてを投じて、村の復興に尽力したのだという。しかも金を出すだけではなく、これまでの悪逆非道ぶりはどこへやら、毎日毎晩休むことなく、自ら雇った人足たちとともに汗を流して、土木作業にあったそうだ。

「最初は目も耳も疑ったよ。けど、結論から言えば、“殿”の力だけで村を元通りにしたようなもの。しかも当の本人は、村が戻通りになったかと思った矢先にいきなり流行り病にかかって死んでしまったから、台風がくる前よりむしろ俺たちの暮らしは良くなったぐらい。変な話だけども、今にして思えばね、それまでのやりたい放題に苦しめれていた時間が貯金みたいなものだったのかなって思うよ」

　村の存亡の危機に際して、何故“殿”がいきなり改心したかのように、復興のために尽力したのかは篠山さんたちにもわからず終いだったというが、折しも現在、日本を始め、世界各国の為政者たちは新型コロナウイルスへの対策に追われている。これまでの生き様はともかく、当地における“殿”のように、その難局に対して真摯に向き合ってくれることを我々も願うばかりだ。

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文・取材＝戸叶和男

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