薬指の長い男性は新型コロナの死亡リスクが低い! 日本人の平均は…=英研究

 人差し指と薬指の長さの比(2D:4D比)からはその人の性格や同性愛者になりやすい傾向などがわかるというが、最新の研究によると新型コロナウイルス感染症(COVID-19)での重症化、死亡リスクとも相関関係があるという。全世界的な調査で、薬指が長い男性は感染しても軽症で済む可能性が高く、死亡リスクが低い傾向がみられたというのだが——。英「Daily Mail」(5月26日付)が報じた。

Men with longer ring fingers face a lower risk of dying from Covid-19 and are more likely to suffer mild symptoms, study claims (Daily Mail)

 2D:4D比は、手のひら側の指の付け根から指の指先の長さを測り、人差し指の長さを薬指の長さで割って計算する。一般的に薬指の方が人差し指より長いのだが、男性ではより顕著にこの差が現れる。今回この2D:4D比とCOVID-19との関連を調べた英スウォンジー大学のジョン・マニング氏は、長年2D:4D比に着目し、性ホルモンの分泌量といった様々な体質、攻撃性などとの関連を調べてきた人物である。

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画像は「Daily Mail」より引用

 学術専門誌「Early Human Development」(2020年7月号)に掲載された論文によると、世界41カ国の2D:4D比の平均とCOVID-19の死亡率を比較したところ、この比が小さい(薬指が長い)国ではCOVID-19での死亡率が低い傾向があることが判明した。薬指が長い上位10カ国では死亡率の平均が人口10万人あたり2.7人だったのに対し、薬指が最も短い10カ国では平均4.9人と、明らかな差が出ていたのである。なお、女性の2D:4D比ではこのような相関関係はみられなかった。

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画像は「Daily Mail」より引用

 薬指の長さと死亡率になぜこのような関連性が見られるのか、論文筆者のマニング氏は男性ホルモンのテストステロンと関連していると推測している。マニング氏によると、薬指が長い人は、母親の子宮内でより高濃度のテストステロンに暴露されていた可能性が高いという。新型コロナウイルスは、人間の細胞表面に存在するACE2受容体に結合して細胞内に侵入することがわかっているが、テストステロンの値が高いほど、この受容体が発現する量が多いようなのだ。

 ウイルスと結合する受容体の量が多いということは、単純に考えれば感染しやすいということになる。だが、重症化して肺に損傷を受けているような患者ではこの受容体の減少が見られるといい、むしろ体内に多くの受容体が存在することが重症化を防いでいるという見方がある。

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