村人すべてが穴兄弟で竿姉妹!? 「村の平和のため」浮気SEXを黙認する村が東北に実在した！

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　吉岡さんの話によれば、元を辿ると村の大半が１つの家から枝分かれするような形になっており、いわば、村中が親戚という状態。しかしそうは言っても、人々の暮らしというものはとかく揉め事がつきもの。そのため、小さな村の秩序と平和を守るために、それぞれの夫婦による不貞行為がガス抜き的な意味で黙認されていたのだという。しかしこのことは、彼らの暮らしをややこしくしてしまうという側面も併せ持っていたのだという。

「そうやって（不貞行為を行って）いるとね、誰の子がわからんのが生まれてくることも多かったわけ。けど、波風を立てるわけにはいかんもんだからね、一応は、その家の子ということにしちゃう。だから、“本当の家系図”を書いたとしたら、えらいことになっちまうんだよ（苦笑）」

　隣人同士の不倫や浮気はもちろんのこと、イトコ同士や兄弟姉妹間での近親相姦じみた行為までもが、「村の平和のため」という名目で黙認されていたがゆえに、やがては複雑な人物相関図が完成されるに至ったという当地。やはり男女の仲というものは、変に近づきすぎず、ある程度の秩序と節度を保った形で結ばれるべきものなのかもしれない。

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文・取材＝戸叶和男

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