CIA、KGBなら誰でも知ってるスワッピング・スパイ作戦「セクスピオナージ」を徹底解説! “天才SEX夫婦”のググれない歴史をスパイ関係者が暴露!

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤が斬る! 国際ニュース裏情報】

 今回は世界の伝説的なスパイについて話してみたいと思います。

 まず、皆さんはセクスピオナージという言葉を知っていますか? これは我々の業界用語で、スパイを意味するエスピオナージと、性行為を意味するセックスが合体した造語です。要はセックスを使って情報を入手する方法で、代表的なものがハニートラップになります。

 ただし、今回紹介するセクスピオナージは、通常のハニートラップとは次元の違うもので、夫婦によるエスピオナージ、つまりスワッピングを使ったオペレーションなのです。

 実は70年代80年代のアメリカでは、議会関係者や軍関係者がよく秘密のスワッピング・パーティーを開催していました。かなりストレスが溜まる仕事なので、こういうことで発散させていたんでしょう。以前、記事で紹介したジェフリー・エプスタインのペドフェリアにしてもそうですが、欧米のエリートには変態性癖を持つ者が少なくないということでもあります。

■チェコのスワッピングスパイ夫婦

 そんな変態エリートたちの嗜好に見事にハマったのが、チェコのスワッピング・スパイ夫婦カレル・ケヘルとハナ・ケヘロヴァーです。

カレル・ケヘルとハナ・ケヘロヴァー。画像は「The Guardian」より引用


 彼らの経歴ですが、ハナは、共産党幹部を父に持つ青い目の美人で、63年にケヘルと結婚した時には19歳という若さでした。

 一方ケヘルはヨーロッパ屈指の名門校カレル大学(旧プラハ大学)を卒業している逸材です。もともとは反体制的思想な持ち主で、15歳の時にすでに秘密警察に睨まれていたほど筋金入りの闘士でしたが、20代後半に体制派に鞍替えします。きっかけはテロ活動で捕まったとか、拷問されたとかではなく、未成年の少女たちを家に呼び込んで乱交していたところを逮捕されたためです。「自分の趣味を邪魔されるぐらいならば、思想なんか捨てる!」という、ある意味筋金入りの変態だったわけです。別の言い方をすれば、セクスピオナージの才能はこの時から光っていたことがわかります。

 エージェントになったケヘルは、2年ほどエスピオナージの訓練を受けたのち、62年からペドロというコードネームで諜報活動を開始します。そして、30歳の時にハナと結婚し、翌年、オーストリア経由で共産国から逃げてきた東欧人夫婦としてアメリカ社会へと入っていったのです。

 以上がアメリカ入国前までのざっとした経歴ですが、忘れてならないのが、夫婦が渡米することになった経緯です。

 1965年つまり夫婦が渡米する少し前、ケヘルはチェコ当局から自宅に訪問を受けます。「アメリカに行ってCIAに入局しろ」彼は返事をする前に尋ねました。「CIAにはどうやって入るんですか?」すると当局は「それは君次第だ」と答えるのみだったのです。要は、アメリカに入国するまでは面倒を見るけれど、その先は「自分でなんとかしろ」という、いわば丸投げ状態の指令だったのです。

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