6月4日は「キルドーザー事件」が起こった日! 全てを失った男が工場、市役所、新聞社を破壊=米

(画像はWikipedia Marvin Heemeyer より)

「『キルドーザー事件』で使用されたコマツ製D355Aブルドーザー」

 2004年6月4日は、コロラド州グランビーでマービン・ヒーメイヤーが「キルドーザー事件」を起こした後に自殺を遂げた日である。


 元自動車修理工経営のマービン・ヒーメイヤーが、自ら装甲化したブルドーザー“キルドーザー”によってコンクリート工場、市役所、スカイハイニュース社、市長宅を全壊させた事件。


 その犯行動機は、かつてコンクリート工場建設により街の景観破壊が起こることに反対していたマービンを追い詰めたものたちへの復讐であった。


 運動の最中に婚約者もいなくなり、ニュース社の報道により反対運動の仲間たちも去り、さらには市の抜き打ち検査により自身の店舗も業務停止と、文字通りすべてを失ったマービン。


 私生活で父を亡くしたこともあり、男は最後の復讐を決意したのだった。


 厚さ1センチ以上の鉄板とコンクリートで装甲をしたブルドーザーは、写真のように異様な姿の兵器となり、警察らのあらゆる防御を跳ね除けることに成功。


 ちなみに、“キルドーザー”とは1944年のシオドア・スタージョンの小説『キルドーザー』から付けられたものだった。


 結果的には標的の破壊行為を完了したマービンが運転席で拳銃自殺をして終了となったこの事件であったが、犯人以外の誰一人の死亡者も出すことなく終わったこともあり、マービンの心情にシンパシーを抱く人も多かった。


 不幸で孤独な戦いは、たとえ破壊行為であったとしても、時として人の心を掴んで離さないものなのだろう。

 

<6月4日に世界で起こった不幸な出来事一覧はコチラ>

編集部

関連記事

    プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ