6月12日はNFLのスターO・J・シンプソンが元妻らを殺害したとされる日! 刑事で無罪、民事で有罪…米犯罪学史に名を残す象徴的事件

6月12日はNFLのスターO・J・シンプソンが元妻らを殺害したとされる日! 刑事で無罪、民事で有罪...米犯罪学史に名を残す象徴的事件の画像1
(写真はWikipedia O・J・Shimpsonより)

『O・J・シンプソンの逮捕を伝える『Times』と『News Week』の表紙』

 1994年6月12日はNFLのバッファロービルズで活躍した殿堂入り選手、O・J・シンプソンがその元妻ニコール・ブラウンとその友人、ロン・ゴールドマンを殺したとされる日である。


 このアメリカを代表するスポーツヒーローが起こした殺人事件は、16日の逮捕からの逃走劇が生中継されたことも手伝い、アメリカ社会に新たな大きな影を落とす結果となった。


 結果的には、O・J・シンプソンの組んだ弁護士団、通称“ドリームチーム”によって、刑事事件としては無罪に。


 その後の民事裁判では有罪になっている。


 ニコールの親族への賠償責任は負ったが、NFL選手保険は差し押さえ不可能な収入であるために、O・J・シンプソンは特になんの責任も果たさずにアメリカの社会に存在できるという結果になっているのだ。


 ちなみに、写真の2誌は同じマグショット写真を使用しているが、『TIME』誌の写真の方がかなり黒い。悪役として仕立て上げたい意図は明らかだったが、結果としてはその報道の力も及ばなかったということになる。


 その結果は、実に現在のアメリカらしい、“持てるもの”の勝利といえるだろう。

 

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編集部