【未解決事件】平成の日本が震えた「スーパーナンペイ事件」25年目の真実! 女子高生ら3人が“頭を撃ち抜かれた”凄惨すぎる現場、謎の犯人像…!

■謎に包まれた犯行動機 —— 金目当てか、怨恨か

 襲われた店の事務所内はどういった様相を呈していたのか。3人の被害者が床に横たわっていたのは前述の通りだが、犯人の目的の彼女たちの殺害ではないことが想像できた。事務所の奥には、日々の売り上げを保管する金庫が置いてあったのだが、鍵が差し込まれており、無理やりこじ開けようとした形跡が残っていたのである。

 金庫の鍵は、通常はパート従業員の稲垣さんが持っていたはずだった。その鍵で空けさせようと考えたのだろうが、金庫にはダイヤルロックもかかっていたのである。

 稲垣さんは、ダイヤルロックの開け方は知らなかったとされている。だが、おそらく犯人は、稲垣さんを脅して、開け方を聞き出そうとしたのだろう。彼女の額には火薬が付着していた。これは、拳銃の銃口を額にくっつけるようにして撃ったことを示している。

 犯人は、稲垣さんを殺害する前、女性の頭に拳銃を突きつけ、鍵を出させて金庫を開けようとしたのだろう。だが、彼女はダイヤルロックの解除方法までは知らなかった。しびれを切らした犯人は、ここで稲垣さんを殺害したと見られる。そして自ら金庫を開けようとしたが、これも断念した。今では、そう考えられている。

 居合わせた女子高校生2人については、ことのほか気の毒だったといわざるを得ない。2人は後ろから撃たれていた。少なくとも1人は逃げようとしたところを撃たれたような状況だった。床には事務所入り口のドアの防犯装置を起動させるカードと、自転車の鍵が落ちていた。女子高校生たちが襲われたのは、事務所を閉めて帰ろうとしていたまさにその時だった。

 この日、2人の女子高校生が、夜にバイト先のスーパー事務所で待ち合わせたのには理由があった。その夜に近くで開かれていた夏祭りに一緒に行く予定だったのである。楽しみにしていたはずのその夜は、一瞬にして惨状へと変えられてしまったのであった。

 いずれにせよ、何の罪もない未成年の高校生と成人女性を撃ち殺した無慈悲な犯行だった。目的は金銭。つまり強盗である。そう考えて、警視庁は捜査を始めた。

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画像は「警視庁」より引用

 スーパーナンペイ事件を語る際、現在では2つの説が唱えられている。強盗説怨恨説だ。

 その冷酷な殺害方法や、結果的に金庫内の金品や被害者たちの財布などが物色されていなかったことから、当初は怨恨節も浮上したが、事件捜査を担うことになった警視庁一課特別捜査本部は、怨恨説を裏付ける情報はないと早い段階で判断し、強盗事件として捜査を絞っていたといえるだろう。現場の状況を総合的に踏まえても、強盗説をとるのが妥当としたからであった。

 そして強盗説の中にも、世間の注目を集めた犯人像が、大別して3つ浮上したのだ。それは、のちほど詳しく説明する。

 まずは、事件当日の様子を振り返ってみたい。

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