観光客が神隠しに…! 田舎の呪われた因習と八丈島の神様!謎の“公衆トイレマニア”も…ホラー映画監督山本清史インタビュー

世田谷一家殺人事件の「呪われた間取り」とは!? ホラー映画監督でマドリストの山本清史が語る、猟奇事件の設計図の画像1

 日本が震撼した歴史的な猟奇事件をまとめたTOCANAの新番組『猟奇事件暴露ファイル』の第5回「世田谷一家殺人事件」と第6回「江東マンション殺人事件」が公開された。メガホンを取ったのは、2003年に『ほんとにあった! 呪いのビデオ』で映画監督としてデビュー以降、大作ホラー『水霊 ミズチ』や日米合作ホラー映画『END CALL』など怪奇作品を次々と世に送り出し、日本を代表するホラー監督としての地位を確立した山本清史監督。近年は『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』で革新的な方法でエオルゼアパートを手掛けたとして注目を浴びている。

インタビュー前編 <世田谷一家殺人事件の「呪われた間取り」をマドリストの山本清史が語る>


●山本清史監督インタビュー


――前回のインタビューでは、『猟奇事件暴露ファイル』の監督を務めて、事件にのめりこんだことが語られましたが、もともと殺人事件などを調べたりするタイプなのですか? 

山本 そもそも、ホラー映画のストーリーを考える時に、実際に起きた事件を探ったりするんですよね。そこに何かヒントがないかを考える人は多くて、僕もそうなんです。

――たとえばどんな事件が気になりますか?

山本 戦後の犯罪史に刻まれる残虐事件のひとつである「名古屋アベック殺人事件」と、臨月主婦の切り裂かれた腹部に電話器や人形が入っていた「名古屋妊婦切り裂き事件」はよく調べましたね。

 アベック殺人事件の凄いところは、加害者が出所して遺族に謝りにも行かず賠償金も払わず暮らしているところですよね。その人たちがふつうに「子を持つ親」になって社会生活しているっていう。今にも園子温さんとか、是枝裕和さんが映画化しそうな題材ですよね。僕は「日本の闇」だと思っていますけど。

――日本の闇? どういう意味ですか。

山本 僕が思う闇っていうのは、目の前にいる普通の人が、実は裏では思いもしないことをやっているということです。日本って、もともとそういう国だから。

――どういう意味ですか?

山本 これはね、僕が八丈島出身なこととも関係しているかもしれません。

――八丈島は江戸時代に罪人の流刑地だったことで知られる島でもありますよね。

山本 タブーなのであまり語れないですが、田舎っていろいろあって、表向きの付き合いと裏の付き合いがハッキリ分かれている。よく、田舎で起きる因習とかミステリーを題材としたフィクションがあるじゃないですか。でもあれって完全なフィクションじゃないんですよ。元になる話があって、それを作家のアイディアで変えてるだけ。絶対に表に出せない風習みたいなのがあるんです。

――たとえばどんな?

山本 犬神信仰とか、昔から受け継がれている土着信仰だったり。八丈島にも「行ってはいけない場所」がありましたからね。あと、暗黙のうちに張られている結界とかも。

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