コロナ禍の中で「幸福の科学映画」が3週連続観客動員1位!話題の『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』を栃木まで観に行ってきた(前編)【カルト映画レビュー※ネタバレ注意】

——フリーライター藤倉善郎(やや日刊カルト新聞総裁)、村田らむ、かに三匹の3人が宗教団体制作のカルトムービーを徹底レビュー!

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カルト映画レビュー第8回:藤倉善郎/『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』

画像は「映画公式サイト」より引用

<藤倉採点>
カルト映画度:★★★★★★★
思いやり:★☆☆☆☆☆☆
マスク着用度:★★★☆☆☆☆

 5月15日。幸福の科学による映画の最新作『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』が劇場公開された。巫女コスプレの千眼美子(清水富美加)がエクソシストよろしく悪魔を祓うオカルト映画で、幸福の科学グループ大川隆法総裁製作総指揮・原作の第18作目となる。

 本作はすでに海外のあまり聞いたことがない映画祭に出品され、いくつもの賞を受賞。中でもインドの「コルカタ国際カルト映画祭」では最優秀長編物語賞、清水富美加が最優秀主演女優賞を受賞しており、我が国が世界に誇るカルト映画である。

 日本では劇場公開前日まで新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で全国の映画館が休館中だったこともあって、この週に公開された新作映画は本作のみ。興行通信社が発表の週末観客動員ランキング(5月16~17日)で他の旧作を抑えて堂々の1位に輝いた(その後3週に渡って1位をキープ)。作品の出来栄えも、マニアの期待を裏切らないツッコミどころ満載で抱腹絶倒の大傑作。その魅力を余すことなくネタバレ上等でリポートする。

 

■悪魔祓い映画でまさかの門前払い

 大川隆法総裁は2月22日、香川県内で行われた講演会で「(マスクは)実際全然要りません。(中略)コロナウイルスを死滅させることも可能です。そういう法力を持っております」と言い放った。ところが新型コロナウイルスの影響で全国の映画館は休館。政府による緊急事態宣言が14日に解除された39県では15日から映画館が再開されたが、首都圏では依然として休館中。コロナウイルスを死滅させる能力を持った大川総裁総指揮の映画が、コロナウイルスのせいで観ることができない。

 しかし捨てる神あれば拾う神あり。幸福の科学は東京正心館(港区高輪)などの教団施設で上映会を行っていた。

 なんとしても公開日に同作を観たかった筆者は、東京正心館へ。玄関を入り受付に声をかけると、マスクも着けず優しい笑顔を全開で見せてくれる女性職員が「映画ですよね。少々お待ち下さい」と応じてくれた。

「(幸福の科学の)会員ではなくジャーナリストの藤倉という者です」と告げると、女性職員の表情が一気にこわばる。「お待ち下さい。確認してきます」と言い残して奥に消えていく。すぐに別の怖い顔の女性が出てきた。こちらもマスクをしておらず、怖い顔を全開で見せてくれている。筆者に敷地から出るように指示してきた。

 実は筆者は、かねてより幸福の科学から悪魔扱いされ、出入り禁止を通告されている。教団職員の中には、私が名乗っても咎めもせず追い出しもしない優しい人もいるが、多くの場合、筆者はこうして追い出される。

 しかし今回は「お待ち下さい」と言われていたので、敷地の外で待つことにした。するとマスクをつけた男性職員たちが集まってきた。

職員「広報から入らないよう通告されてますよね」
藤倉「でも施設ごとの管理者次第で入れてくれるかもしれないので確認しているんです」
職員「そんなわけないでしょう」
藤倉「そうなんですか? たとえばぼくが反省して真摯に教えを学びたいと言っても入れてもらえないんですか?」
職員「入らないでくださいと言っているのにこうして入ってる時点で反省なんかしてないですよね」
藤倉「あなたから入るなと言われてませんが」
職員「入らないで下さい」
藤倉「はい!」

 結局、筆者には映画を観せてくれないという。清水富美加主演の悪魔祓い映画を何としても観たかったのだが、悪魔祓いならぬ門前払いにあってしまった。

東京正心館前ののぼりには「当館はどなたでもお入りいただけます。」と書かれていたが、筆者は入れてもらえなかった。まさに「看板に偽りあり」

 ならば仕方がない。映画館が再開されている栃木県まで観に行くことに。宇都宮の映画館でも上映しているが、せっかくなので幸福の科学学園の生徒たちがバスで動員されてくる映画館で観ようと「フォーラム那須塩原」まで足を延ばすことにした。東京から約170kmである。

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