文春の職場仲間が泣いた!? 猟奇事件、陰謀論、NHK、薬物… 文春元エース記者・中村竜太郎“スクープ”インタビュー!

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 中村竜太郎氏は、日本を代表する週刊誌として知られる『週刊文春』編集部に20年にわたり勤務し、数々のスクープを連発。業界でその名を知らぬ者はいない超ド級のエース記者である。政治・経済・事件・スポーツ・芸能・皇室など多岐にわたる分野をカバーし、近年では歌手ASKAの覚醒剤使用をスッパ抜いたのも中村氏だ。日本を揺るがした多くのスクープは中村氏の手腕によって明るみに出たといっても過言ではない。これまでに取材した対象者は2万人にのぼり、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」では歴代最多となる3回の大賞受賞。さらに、第46回「大宅壮一ノンフィクション賞」の候補となっている。2014年末に独立しフリーランスとなった後も、もちろん現役ジャーナリストとして第一線で活躍中だ。

 そんな中村氏がこのたび、(株)サイゾーが運営する知的好奇心サイト「TOCANA」製作のネット配信番組『封印された日本 猟奇事件暴露ファイル』に出演(監督:川松尚良)、ゲストスピーカーとして「渋谷区短大生切断遺体事件」と「三鷹ストーカー殺人事件」の知られざる真実を明かした。これを記念して、今回TOCANAでは中村氏に単独直撃インタビューを敢行。数々の事件でスクープを飛ばすその手腕の秘密や奮闘ぶり、さらに今まで語られることのなかった中村氏の素顔にも迫る超貴重なインタビューを全2回にわたってお届けする!

■拉致、監禁、脅し…… スクープの裏に潜む数々の危険

――よろしくお願いいたします。取材ではかなり危ない現場に足を運ぶことも多いと思うのですが。

中村竜太郎氏(以下、中村)  そうですね。たとえば昔、秋葉原では少女ポルノを販売しているショップがたくさんありまして、ロリコンもののDVDとか、露出度の高いストリングビキニを幼稚園や小学生の女の子に履かせた写真集などが売られていたんですが、私がその告発記事を文春に書いた時のことです。私宛に右翼から「街宣車を飛ばすぞ!」という電話がかかってきたことがありました。

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中村竜太郎氏(撮影=編集部)

――右翼から!? なぜですか?

中村  児童ポルノを作っていたメーカーと暴力団の結びつきがあったということ。私は普段は平和主義ですが、そういう時は「来るなら来い!」とキレることもあります。暴力団による拉致連行とか、そういうこともあります。

――拉致されるとは、どういう感じなのですか?

中村  ある大企業の副社長の娘がAVに出ていたという取材で、AVメーカーの背後に暴力団がいて、そこから脅されたことがありました。締め切り間際で、あと数時間かのうちに原稿を書かないとページが白紙になるという時に、赤坂プリンスホテルに監禁されてネチネチと脅され続けました。それからも、1カ月くらい私個人の携帯に脅迫電話がかかってきましたね。

――脅迫とは、具体的にどんなことを言われるんですか?

中村  いろいろパターンはありますけど、「ぶっ殺すぞてめえ!」とか。

――それはド直球ですね。(笑)

中村  そんなことばっかりあるから、自分の性格がこじれてしまったのかも。(笑)

――具体的に拉致される時の状況を教えていただきたいのですが、どんなふうに拉致されるんですか?

中村  「ちょっと来い!」と言われて連れていかれることもあるし、取材で仕方なく、自分から暴力団事務所に飛び込むこともあります。

――単身で、ですか!?

中村  行きます。そしたら日本刀とか鎧兜とか飾ってある部屋に通されて、「書いたらどうなるかわかってんだろうな!」とさんざん脅かされる。向こうとしては、ビビらせて記事が出なければいい。けれど、私は内心怖いなあと思うけれど、動じないというか、そんな素振りは見せられません。

――「帰さないぞ」と言われたりしませんか?

中村  言われますよ。けど、とにかくいろんな知恵を絞って、その場を脱出する。記者をやっていると、身体や生命を脅かされるような場面があって、さらに自分の家族にまで嫌がらせされることもある。なので、気が休まることはありません。ストレスがのしかかってきて、常にピリピリとしています。しかし、そんな中でも、リスクを減らしたり回避しつつ原稿の締め切りや、取材の成否まで考えて動かなければならない。誰かに頼んだところで、結局なにも変わらない。自分の直感や神経を研ぎ澄ませば、土壇場でも知恵を出すとか言い逃れするとか、いろいろできることはあります。もちろん、知らずにパッとやってきて危険に巻き込まれたら一発アウトですから慎重に。もし相手に弱みを握られれば、出版社が揺すられる可能性もありますし。

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『封印された日本 猟奇事件暴露ファイル』本編より

――じゃあ、どんなに脅されたとしても記事にするんですね。

中村  脅しに屈したら負けですから、記事は出します。大げさな表現ではなくそれはは命がけです。取材対象も「文春に書かれたらどうなるか」と怯えているわけですから。

――昨今は特に、文春の勢いはすごいですからね。

中村  「文春無双」とか言われていますよね。けどまあ、現場ではみんな真面目に仕事しているだけですよ。

――仕事とはいえ、危険と隣り合わせの状況だと精神的に辛くはありませんか?

中村  いつも辛いですよ。文春を辞める時、文春の職場仲間から「ご卒業おめでとうございます」とお祝いをしていただいたことがありました。その時、「振り返ってみてどうですか?」と感想を聞かれたので、「こんなに辛かったことはなかった。本当にずーっと辛かった」と答えたら、後輩がもらい泣きしていましたね。

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