新郎との初夜の前、実父に“味見”される新婦！「娘は父親の所有物」歪んだ価値観が生んだ近親相姦の伝統とは!?＝西日本

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「昔はこのあたりじゃ、“娘は父親のもの”っていう、おかしな考え方があってね。それを曲げてまで、よその男にくれてやるのだから、その前に手をつけようと。もともとはそういう考えからなんだと思うんだけどな」

　まさに「娘は父親の所有物」といった感じの独特な価値観ゆえに、よその男との結婚を前に“味見”をするという当地の父親たち。たしかに、実の娘である以上、赤ん坊の頃から育てたがゆえの親としての愛情はあると思うが、逆にそれだからこそ、男女の関係にはなりにくいと思われるのだが……。

「“普通は”そうだろうね。でもあそこらではみんな当たり前のようにそうしてたよ。うちは娘がいないからわからんけどね(苦笑)」

　たしかに、現代社会においても、しばしば実父による愛娘への性的虐待の事例は、洋の東西を問わずしばしば耳にする。幸せな結婚を前に父に抱かれる娘と、実の我が子相手に性行為を行う父親。当地におけるこの風習、当事者たちの胸中と、その後の人生が、なんとも気がかりなところである。

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文・取材＝戸叶和男

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