8月17日は人気メジャーリーガー、レイ・チャップマンがデッドボールで死亡した日! こめかみを直撃、耳からは血が流れ…

8月17日は人気メジャーリーガー、レイ・チャップマンがデッドボールで死亡した日! こめかみを直撃、耳からは血が流れ…の画像1
(写真はWikipedia Ray Chapmanより使用。Public Domain)

『1916年、チームメイトと写るレイ・チャップマン』

 1920年8月17日は、MLB史上唯一の死亡事故、レイ・チャップマンがカール・メイズの投じたデッドボールによって死亡した日である。


 俊足巧打のショートストップとしてクリーブランド・インディアンスきっての人気選手だったチャップマンは、8月16日に行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦の5回表にその回の先頭打者として右打席に立った。そしてヤンキースの投手カール・メイズが1ストライク1ボールからアンダースローで投じた3球目は、左側側頭部のこめかみを直撃する速球であった。ボールは鈍い音を立てて跳ね返り、チャップマンの左耳からは血が流れていたという。


 そのままスタッフに支えられクラブハウスに引き上げたチャップマンは近くの病院に緊急搬送され、約12時間後の17日早朝4時40分に死亡した。


 死亡後、メイズは“ヘッド・ハンター(わざと死球を当てる投手)”として認知されていた曰く付きの選手であったことから、この事件は球界内に止まらず、社会問題化され、結果的にビーンボールやスピットボール等の反則投球への取り締まりが強化されることとなった。


 このメジャーリーグ史上唯一の“直接的なプレイでの”死亡事故は、あまりに多くの物語を残している。


 この年に結婚したばかりのチャップマンの妻、ケイティはこの死亡事故以来鬱病に苦しみ、1928年に服毒自殺を遂げている。


 カール・メイズは事件後も、そしてその生涯を通じても一切謝罪の言葉を口にせず、死んでいった。


 そして、チームきっての好青年として皆に愛されたチャップマンの最後のコメントは、球場を去る時に残した「大丈夫だとメイズに伝えてくれ」というものだった。

 

<8月17日に世界で起こった不幸な出来事一覧はコチラ>

編集部

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ