9月26日はブルースの女帝ベッシー・スミスが死亡した日! 交通事故後、人種差別により病院に搬送できず…

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(画像はWikipedia Bessie Smithより使用。Public Domain)

『ベッシー・スミスのポートレート』カール・ヴァン・ヴェクテン撮影

 1937年9月26日は、1920年代から活躍した偉大なブルース・シンガー、ベッシー・スミスが交通事故死した日である。


“Empress of the Blues(ブルースの女帝)”という呼び名をほしいままにし、世界で最も有名なブルースシンガーの一人であったベッシーは『セントルイス・ブルース』等数々のヒット曲で後世にまで影響を残した。


 しかし、彼女の最後は、その輝かしい功績に不釣り合いなほど悲劇的なものであった。


 1937年9月26日にベッシーの身を襲ったのは、右手を切断するほどの激しい追突事故ではあったが、即座に命を奪うほどではなかった。彼女が命を落としたのは、搬送先の病院が黒人である彼女を受け入れず、治療までに時間がかかりすぎたからとされている。

 当時のアメリカは医療に於いても歴然と黒人と白人の棲み分けを行なっており、ベッシーの死はその時代が招いた悲劇であったといえるだろう。

 そして彼女の墓にその名が刻まれたのは、ベッシーの死から33年が経過した1970年8月7日になってからであり、その墓石を購入したのは、稀代の白人ブルース・シンガー、ジャニス・ジョプリンらであった。

 さらにこの悲しい物語には続きがある。偉大な先人の供養を終えたジャニスは、そのわずか2カ月後に急死することになるのだ。

 ブルースに捧げた彼女ら人生が連鎖していったのは、《幸》とも《不幸》ともいえる物語である。

 

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編集部

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