【ガチ】月と火星には巨大な地下世界が広がっている! この地下洞窟は将来の宇宙基地になる!

 月や火星には実は広大な地下世界が広がっているという。太古の昔に起こった火山噴火によって形成された広い空間を持つ溶岩洞窟がいくつもあるというのだ。

 

■火星と月にある超巨大溶岩洞窟

 特に夏休みに訪れるにふさわしい観光スポットの1つに鍾乳洞がある。ひんやりとした洞内の天然の演出効果と、場所によっては思いがけずに広い地下空間に目を見張らされる体験となるだろう。

 だが驚くなかれ、月や火星には地球上のものとは比べものにならないほど巨大な洞窟が数多く存在しているというのだ。

 研究者たちは、1960年代から火星と月に溶岩洞窟が存在する可能性があると推測しているのだが、イタリアのボローニャ大学とパドヴァ大学の合同研究チームが7月20日に「Earth-Science Reviews」で発表した研究では、月と火星の洞窟はこれまで考えられているよりも巨大な空間であることを報告している。火星にはエンパイア・ステート・ビルディングがすっぽり入る巨大な洞窟があり、月には世界一高い超高層ビルであるドバイのブルジュ・ハリファが収まってしまう超巨大溶岩洞窟があるというのだ。

「Live Science」より

 地球上にある洞窟の中には地下空間の天井に穴が空いていて、そこから太陽光が差し込むものがあるが、月や火星の地表にはそうした溶岩洞窟の“天窓”が確認できる。研究チームはこの天窓の配置を分析して、その下に広がる空間の容積を割り出したのである。

 研究チームによれば、地球上で形成される洞窟は最大で直径40メートルの球体規模であるという。

 しかし、火星の溶岩洞窟は地球のものより約80倍大きくなる傾向があり、直径は最大で400メートルにもなる。一方の月の溶岩洞窟はさらに大きく、最大で直径900メートルにも達するという。小さな町がすっぽり収まってしまうほどの広大な地下世界が広がっているのだ。

 どうしてこれほどの違いが生じるのかといえば、火星と月の重力の小ささに加えて、地球上とは溶岩流の動きが異なっていたことにあるという。

 月と火星にあるこうした広大な地下世界は、将来の宇宙開発において有効に活用できる可能性が高いことを研究チームは示唆している。こうした地下世界に開発拠点を設けることで、太陽放射線の影響と隕石衝突のリスクを低下させることができるのだ。そして気温差の激しい地表よりも地下のほうがより穏やかな環境になることが見込まれる。

 また洞窟内には氷がある可能性もあり、燃料の製造に使用できる揮発性化学物質などの有用な化学物質が含まれていることが期待できるという。今後の宇宙開発においてまず最初に月の地下世界に拠点を築くことが先決となるかもしれない。

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