チャールズ・マンソンやKKKメンバーら米国凶悪犯と直接取材を続ける日本人教授・阿部憲仁インタビュー「犯罪者は幼少期の愛情の量で決まる」

 桐蔭横浜大学教授・全国刑務所面接委員連盟理事で教育学博士でもある阿部憲仁氏は、米国大学で移民教育に従事後、全米のギャング・マフィア・連続殺人犯等、数多くの凶悪犯との直接のやり取りを通し、彼らの実状を研究した日本唯一ともいえる人物だ。接触リストにはKKKメンバーやチャールズ・マンソン、13名を銃撃したバーコヴィッツなど、錚々たる凶悪犯がズラリと並ぶ。そんな阿部氏が、このたび(株)サイゾーが運営する知的好奇心サイト「TOCANA」製作のネット配信番組『封印された日本 猟奇事件暴露ファイル』に出演する。今回取り上げる事件は、戦後起きた事件の中で最多の死者を出した「相模原障害者施設殺傷事件」と、いまだ犯人の動機が波紋を呼んでいる「元厚生事務次官宅連続襲撃事件」。今回TOCANAでは阿部憲仁氏に単独直撃インタビューを敢行した。

――阿部先生はこれまでたくさんの凶悪犯罪者と接触されてきましたね。

阿部 チャールズ・マンソン、リチャード・ラミレズ。デイビッド・バーコィッツなど、全米を震撼させた連続殺人犯と大量殺人犯、そして、凶悪なギャング、マフィア、白人至上主義グループのリーダーなど、非常に多くの者達と直接コンタクトをとってきました。彼らとの手紙のやり取りと面会、そして膨大な研究資料を併せることで、犯罪者の人間性について追及し、なぜ犯行に及んだのかの解明に努めてきましたね。

阿部憲仁氏

――「相模原障害者施設殺傷事件」の植松聖、「元厚生事務次官宅連続襲撃事件」小泉毅ともコンタクトを?

阿部 はい。彼らとは面会も手紙のやり取りもしました。彼らの様子に関しては、映像で詳しく語っていますが、今回の映像では、彼らからもらった貴重な資料を特別に公開しています。やはり、私はなぜ彼らが犯行に至ったのかを人々に知ってほしいのです。なぜなら、殺人は犯人ひとりの問題ではなく、家庭、そして社会全体の問題だと確信しているからです。

『封印された日本 猟奇事件暴露ファイル』本編より

――殺人事件の報道では、犯人がまるでモンスターかのように報道されがちです。それは違うと?

阿部 私は教育学者ですから、「人を育てる」という立場から、どのような「家庭環境」や「社会環境」が反社会性へとつながるのかを、日本の事件だけでなく、アメリカの事件のデータも含め研究し、その共通点を見出しました。

 現在、医学的立場からは、サイコパスを含め、反社会的な人格というのは、遺伝的な要因が50%近くを占めるといわれています。そして、それが環境的要因と絡み合うことで大量殺人を生んでしまうといわれている。私はその中でも、特に環境的要因に注目して研究しているのですが、そこにはあるメカニズムとパターンが存在していることを突き止めたのです。

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