婚約者とのSEXを恋人に見せつける…!? 北関東に実在した「一番好きな相手と結婚できない村」の奇妙なしきたりとは？

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　たしかに熱愛中の男女というものは、たとえ夫婦になったとしても、ある意味そこが「最高潮」であるため、情が生まれこそすれ、色恋という意味ではそれ以上の盛り上がりを見せることは少ないだろう。しかし、仮にそうだとしても、あえてほかの異性と結ばれるというのはなんとも奇妙な話だ。

「まぁ、たとえ一番ではなく、二番や三番だったとしても、上手く行くとは限らんのだけどね（苦笑）。でもここいらじゃそうする決まりになっていたから、みんな従ってたよ」

　なお、こうした不文律が存在するせいで、結婚に際してはそれまで交際していた恋人との「決別」という意味で、新しい相手とのセックスを、恋人に対して見せつけるという、これまた珍妙な「儀式」も行うけとになっていたという当地の男女。やはりいつの時代も、狭い地域で行われている習慣やそれを支える価値観というものは、往々にして多くの人にとって、なんとも特異なものに感じられるのかもしれない。

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文・取材＝戸叶和男

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